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貫井徳郎さんに『プリズム』というミステリがありますが、
六通りの推理には、そうした「プリズム」のような趣があります。
チョコレートに毒を入れた犯人は誰か?
この事件について「犯罪研究会」の六人のメンバーが、それぞれの推理を
提出していきます。
この六通りの推理も面白かったのですが(特に、後に行くほどスリリングに
なっていきます)、ラストに至って、あっ と言わされました。
思わず、のけ反ってしまいました。
バークリーの哄笑が、カーテンの後ろから聞こえてくるような気がしました。
バークリーのミステリでこれまでに読んだなかでは、本書と『試行錯誤』が
とても面白く、印象に残っています。
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