元夫婦の永瀬正敏さんと小泉今日子さんが夫婦役で共演と聞いた時どうなるのかな?と思っていましたが、映画を観ているうちに、そんな瑣末なことは忘れ去り、笑い、泣き、家族について考えさせられる映画でした。とにかく、こども役の2人が自然で可愛く、永瀬さんや小泉さんは積極的に子役たちとコミニケーションをとっていたそうで本当の家族に観えました。新聞の取材で小泉さんは子役達について「子供達は夏休みをツブして撮影に来るのだから現場を楽しいものにしてあげたい」と思ったそうです。
またフォトグラファーとしても活躍していらっしゃる永瀬さんは、西原さんの夫の鴨志田さんが同じカメラマン(戦場カメラマンではありませんが)という事で、手にしっくりとカメラが馴染んでいて、エンドロールで鴨志田さんが撮影した写真とともに、永瀬さんが撮影中に撮った妻役の小泉さんやそのこども達のモノクロの写真が交互に映し出されるのですが、永瀬さんがカメラで撮った小泉さんや2人の子供たちはまさに家族の写真なのでした。「鴨志田さんを演じるというより鴨志田さんになりたかった」と語っていた」永瀬さん…。小泉さんも「強い母」を自然に演じていて、とにかくすんなりと映画の世界にはいっていけて、映画のコピー「泣いてるヒマがあったら、笑おう。」そのままだと思いました。
鴨志田さん亡き後「トップランナー」に出演した西原さんが、「アルコール依存症」は病気であって、それをなかなか理解してあげられなかったと語っていたのが印象的でした。