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母親はなぜ生きづらいか (講談社現代新書)
 
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母親はなぜ生きづらいか (講談社現代新書) [新書]

香山 リカ
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

いつから「子育て」は母親まかせになったのだろう。
母性の歴史をひもときながら、母親の悩み、子どもの希望など母子関係の真実を探る。どんなに頑張っても、母親が子どもに絶対的な影響を与えるのは不可能なことなのだ、と考えてみてはどうだろう。

(著者からの一言)
私には子育て経験はありませんが、精神科の診察室で多くの母親たちのSOSを聞いてきました。
子育ての忙しさ以上に、母親たちを苦しめているのは「育児は母性あふれる母の手ひとつで」「三歳まではつきっきりで」「脳の開発はゼロ歳から」といった子育てにまつわる数々の教訓やメッセージです。
NHKの「知る楽」という番組をきっかけに私は、母親を生きづらくしているこれらの教訓の根拠を、歴史を振り返りながら確かめることになりました。
子育てって、いったい誰のものなのでしょう。読者のみなさんといっしょに考えることができれば、と願っています。

内容(「BOOK」データベースより)

母性の歴史をひもときながら母親の悩み、子どもの希望など母子関係の真実を探る。

登録情報

  • 新書: 192ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/3/18)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 406288044X
  • ISBN-13: 978-4062880442
  • 発売日: 2010/3/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
数年前、ダルビッシュ有とサエコが海外で挙式した際、ネットの某掲示板が「盛り上がり」を見せたという。もちろんその間、子供はサエコの母親に預けていたわけで、別にそれならそれでいいだろという話なのだけれど、「子供をほったらかしにして!」という民衆の憎悪が、この夫妻の特にサエコの側だけに向けられたのだ。
そういう「育児の怠惰」をなじられる方も(そしてたぶん)なじる側も、いつも「母親」。本書で“エッセイスト”の香山リカがたどるのは、社会がいくらリベラルになろうと解消されない「母親はなぜ生きづらいのか」という謎の源流だ。

しかし本書が明かすのは、近代以前、実は「母親は生きづらくなかった」という事実。江戸時代まで子供は共同体の共有材であり、家族のみならずその社会の成員によって「子育て」は担われていたのだ。それが近代以降、性役割分業により女たちが家という檻に閉じ込められた。その檻は、「良妻賢母思想」や「母性愛幻想」という「錠」によって、さらに強固になっていくのだ。そんなプロセスを、すでに歴史に属する各種資料をもとに解きほぐしていく本書は、さらに現代において新たに生まれつつある「三歳児神話」にも、批判的な眼差しを向ける。

ただそんな「生きづらさ」の解決策として、「江戸時代」を持ち上げすぎているきらいがあり、小谷野敦には“江戸幻想”と批判されそうだし、著者も「安易」と自己批判していることに注意が必要だ。母親と同じく、江戸も万能ではないのだから。

フェミニズムや近代史に詳しい人には「またか」という話も多いだろう。新書で著されたこの本は、むしろその方面に疎い人ほど読んでほしい。特に、幻想の中の母親に未だ執着が強いという男性。もしくはきっぱり「母親にならない」と決めたキャリアウーマンなのに、なぜだか罪悪感を抱いてしまう女性。そんなあなたは、また別の形で「母性幻想」にからみとられているかもしれないのだから。
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形式:新書
日本では江戸以前から、育児は母親が行うものと思っていたので、新鮮な発見でした。
そして、親子の問題について、突き詰めると、母親とその親との関係が浮き彫りになる点は、自分にも当てはまるので、うなずきました。
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形式:新書
現在、高校生の母親ですが、自分も含めて、周囲のお母さん方に、何か、説明できないけれど「バランスの悪さ」を感じることが多いです。母親といえど人間なので、育った環境、現在の環境、様々なことで子供との関係を自分でも気付かぬうちに歪めてしまうようです。
でも、本来、母親とは、数ある職種の中でも最高の「職業」ではないでしょうか?
私たち母親が上手く機能するということは、単なる自己満足に留まらず、将来子供たちが構築する社会に絶大な貢献が出来ると思います。そう考えた時、私たち母親が現在の自分の立ち位置を確認し、不足した知識を習得して育児に臨むのは、(大変な作業ですが)意味のある事だと考えます。
この本を通じて、もう一度、自分の足元を見直そうと思います。自分では気がつかなかったけれど、変な立ち方をしているかも知れません。早いうちに力のかけ方などを改善すれば、自分も、子供の視野も広がるような気がします。
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