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母恋旅烏 (双葉文庫)
 
 

母恋旅烏 (双葉文庫) [文庫]

荻原 浩
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

元・大衆演劇役者の花菱清太郎が家族全員を巻き込んで始めたのは、レンタル家族派遣業。しかし、失敗に次ぐ失敗に借金はかさみ、いつのまにか火の車に。やがて、かつての義理で旅回りの一座に加わることになったが…。「本の雑誌」が選ぶ2002年上半期ベスト10の3位。著者の最高傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

レンタル家族派遣業というけったいなビジネスを営む花菱家は、元は大衆演劇の役者一家。父・清太郎に振り回される日々に、ケンカは絶えず借金もかさみ家計は火の車。やがて住む家すらも失い、かつてのよしみで旅回りの一座に復帰することになったのだが…。はてさて一家6人の運命やいかに!?刊行時、たっぷりの笑いと涙を誘い、最大級の評価と賛辞を集めた傑作!待望の新装文庫化。

登録情報

  • 文庫: 422ページ
  • 出版社: 双葉社 (2004/12)
  • ISBN-10: 4575509809
  • ISBN-13: 978-4575509809
  • 発売日: 2004/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 212,502位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gl510 トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
私は、「神様から一言」で、すっかり荻原浩にハマってしまい、以後、全作読破を目指して、デビュー作から順番に読み進めているのだが、この人は、本当に、一か所に留まっていられない人だと思う。ユーモア小説から始めて、ユーモア・ミステリ小説である「ハードボイルド・エッグ」を経て、ついには「噂」で本格派ミステリ小説にまで手を広げ、この「母恋旅烏」でユーモア小説路線に戻ったかと思いきや、次作の「コールドゲーム」では、サスペンス・ミステリ小説を書くといった具合なのだ。

おそらく、荻原浩は、ワン・パターンの作品を書き続ける安直さに、作家として耐えられないのだろうし、それと同時に、「自分はどんなジャンルの作品でも書ける」という自信もあるのだろう。世の中には、ワン・パターンの作品を延々と排出し続ける作家も多い中、荻原浩のこの作家としての行き方は、素晴らしいと思う。

ただ、荻原浩の最大の持ち味はユーモアであり、このユーモアというわさびが効いていなかったり、効きの弱い作品は、水準以上ではあるものの今一つで、作品の長さを感じてしまうところがあるのも事実だ。そういった意味で、荻原浩の本領が存分に発揮されて読み応えがあるのは、やはり、この「母恋旅烏」や「なかよし小鳩組」、「神様から一言」のようなユーモア小説路線の作品だと思う。特に、この「母恋旅烏」は、「なかよし小鳩組」や「神様から一言」で感じることがあった中だるみがないという点ではこれらを上回っており、この作品が荻原浩の代表作の一つであることは、疑いのないところだろう。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
笑いあり、涙あり、これがやっぱり荻原浩!という作品。
主人公は何をやってもダメな父親、花菱清太郎。
大衆演劇の役者を辞めて以来色々なビジネスに手を出すがどれもうまくいかず、
初っ端で一家が営んでいるのが"レンタル家族派遣業"。
ぶっ飛んだ設定も相変わらずで度肝を抜かれます。

そんな夫を支える妻、オタクの長男、元ロッカーで子持ちの長女、
そしてポイントになるのが少し人よりも成長の遅い次男の寛二。
彼が"ぼく"として独特の目線で語る小節がいい味出してます。

それぞれの想いを抱えて家族を離れた兄と姉、
再び旅まわりの芸人を始めた父と一緒に役者デビューした自分。
めまぐるしい周囲の変化と思いもしない出来事に遭遇しながら、
少しづつ成長してゆく寛二の姿が涙を誘うのです。

そして、役者として本気を出し始めた清太郎がピンチを迎えると、
"旅"の途中の兄と姉が力を貸しに戻ってきます。
ああ、家族ってやっぱりいいなぁ、とジーンときます。
それぞれの人生はあれど、心はいつも繋がってる。
何かあれば、やっぱり家族。
お母さんも、きっと・・・・。

前半は笑いが満載ですが、後半はしっかり感動します。
荻原さんの書く中年ダメ男はどれも愛情たっぷりで憎めない。
この一家の今後がすごく気になりますが、
きっと新しい形で幸せを掴んでくれていることだと信じます。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:文庫
大衆演劇この道30年の父、花菱清太郎は大衆演劇を辞めてから何をやっても上手くいかない。

今はレンタル家族たる仕事でクレームばかりもらっている。

知恵遅れの次男いわく父さんの振るサイコロは、いつも父さんの考えとは違う目をだす。だそうだ。

そして、そんな父さんに振り回される母。

19にして一児の母の長女。

うじうじと若い人には弱い、長男。

家族の関係を○×で表すと×××。いや××××だそうだ。

そんな、××家族が周りを巻き込み巻き込み大騒がせ。

プーッと噴出せたり、ほろっと泣けたり。と飽きさせることがありません。

「さみしくなんかねぇよ。目を閉じれば、いつでもおっ母にあえらぁ。」

あぁ、私も清太郎劇団の母恋が見たい。
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題名で敬遠してました。後悔…
荻原作品はほとんど読んでいますが、本作はなんとなく題名が取っつきにくかったので... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 浪速のスライサー
う〜ん…
砂の王国を読み、遡って読みました。みなさんの言う荻原流ユーモアに正直はまりませんでしたソ泣ける場面も皆無…う〜ん…まだ2作品なので判断出来ませんが、ひょっとして自... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: まぁすけ
読み返すべし
この本を読んで、はじめは失敗したと思いました。どうも自分には合わない気がして、ほったらかしてしまいました。ある日、読む本がなく偶然この本を再度読み直したら面白い!... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: アーカー
寛二の視点がユーモアさを出している
前半は、家族全員でレンタル家族派遣業に励む。父に振り回され、けんかしながらも家族全員で励んでいた。後半は、借金を返すために以前にいた大衆演劇の一座に復帰するのであ... 続きを読む
投稿日: 2010/4/3 投稿者: itchy1976
「人情もの」の話を豊かにふくらめたコクのある一作!
主人公の父、清太郎は元・大衆演劇のスター。
現在は一家で「レンタル家族」という商売を営んでいる。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/5 投稿者: fankybassman
ベタな笑いが好きな方には向いているかも知れないが...
ドサ回りの元座長だった父を家長に持つ極貧の一家の悲喜劇を描いた作品。「レンタル家族」と言う冒頭の設定から、昨今の家族あるいは人間関係の希薄さを皮肉ったペーソスとユ... 続きを読む
投稿日: 2009/1/31 投稿者: 紫陽花
涙と笑いの人情劇場、最高傑作!
またまたやられました、恐るべし荻原浩ワールド。
ラストは涙がうるうる。。通勤電車の中だったので、本当に困りました。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/11 投稿者: ケロロ
大衆演劇的悲喜劇
荻原さんといえば、ダメ人間を主人公にした悲喜劇がお得いですが、この小説もご多分に漏れず、事業を起こせば失敗ばかり、多額の借金を抱えた、元大衆演劇役者 花菱... 続きを読む
投稿日: 2007/3/3 投稿者: アガタ
家族のあり方。
テレビでみるような、「誰がみても、良い家庭」。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/15 投稿者: 〜kaho〜
人情味がいっぱい詰まった物語
笑いあり、人情あり、時に涙ありの花菱家の物語です。 

花菱家の次男・寛二君の成長ぶりには ほろりと来ました。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/9 投稿者: てんぴん
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