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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
浅野忠信たち脇役が輝いている映画,
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レビュー対象商品: 母べえ 通常版 [DVD] (DVD)
本作は吉永小百合主演の映画だが、私にとっては、準主役といってもいい浅野忠信の映画だ。彼は「父と暮せば」で脇役だったが、学生役でいい味を出していた。その時のいい持ち味をさらに膨らませ、映画にアクセントをつける。彼の存在感をまず評価すべき映画だ。その他、坂東三津五郎、檀れい、笑福亭鶴瓶、そして子供たち等の脇役が何れも素晴らしい。戦時下に思想犯として一家の柱が投獄された家族が互いを支えあう温もりを通じて、監督が伝えたかった反戦のメッセージはしっかり伝わる。その中で、主演の吉永小百合はいつもと変らぬ演技だ。耐え忍ぶ妻の役ということで、彼女に関してはまるで「北の零年」を再度見ているような印象を持った。この吉永小百合のいい意味での変らなさをどう捉えるかで作品の評価が人によって違ってくると思う。原爆詩の朗読を心をこめて行う人だから、本作の主人公として適役であるのは確かだ。なお、偶々山本七平氏の「日本はなぜ敗れるか」を読んでいるが、その中で日本兵の南方への輸送がいかに無為無策に行われ多くの人命を失ったかが強調されている。本作の中でそのことになるほどと納得した場面が個人的には印象深い。
15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
その人が出てくるだけで全てが了解され納得させられる映画,
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レビュー対象商品: 母べえ 通常版 [DVD] (DVD)
本作は、吉永小百合の、吉永小百合による、吉永小百合のための映画であるといっても過言でないように思われる。淡々と進み淡々と終わるかに見えるとき、彼女の口から発せられる悲痛の言葉に胸打たれない者はいないと信じたい。坂東三津五郎、壇れい、浅野忠信らの好演も、観る者をして深い内省を迫るもの。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦争と生,
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レビュー対象商品: 母べえ 通常版 [DVD] (DVD)
母べえ DVD 2008年作品なんか最近戦争ものの映画ばかり見ているというか、映画の方から 近づいてくるような気がする。 さて 日中戦争から第二次世界大戦を通してのものがたり。 思想犯として検挙され、獄中死する子供からも妻からも慕われる父親、その父の教え子は家族を見守り、出征し戦死、父の妹も家族を助けるが、広島に帰り、原爆の後遺症で死亡。 戦争というものが導く人の死。 家族、親族、そして地域共同体の中のその死をどう捉えたら正解なのか、自分にはわからない。 母べえ(吉永小百合)が医師となった長女が勤務する病院で死を迎える時、最後に二女に語る。 そう、天国で死者と逢うのが楽しみなのではない。生きているものとして逢いたい。 戦争をリアリティーとして知らないものに「死」という普遍を通して多くの事を語りかけている。
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