登録情報
|
ただ、今の沖縄は一度戦争で全てを失ってから再建されたものです。きっと戦前の沖縄にはもっともっとすばらしいものがたくさんあったのだろうと思われます。そう思った時に、沖縄を考える上で戦争は避けては通れない問題なのだと思いました。私の大好きな沖縄が、沖縄の人達が、一体どんな目にあってきたのか、それを知りたくて色々な本を探している時にこの本に出会いました。
この本には歴史や軍や政治の話など、難しい話も一部載っています。これは読み手に誤解を与えないようにと加えられているものですが、基本的には島の一人の女性が体験した、目撃した話を中心に、一般の人達の体験が書き綴られているものです。それだけに、読んでいるうちに「もしも!!これが私だったら、私の家族、友達だったら」と思い、辛い気持ちになります。
本のタイトルにあるように、集団自決の話が多く記載されています。集団自決があった事は学校の歴史の授業などで勉強して知っている人も多いと思います。しかし、その時そうしなければならなかった人達がどういう思いでいたか、最後の時にどういう会話をし、どういう行動をし、そしてどうなったか、知っている人は少ないと思います。
悲しい話で思わず目を背けたくなりますが、「昔のこと」と思わずに、多くの人にこの事実が伝わり、色々な角度から戦争について考える機会が増えれば良いと、改めて感じました。
|
|