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13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
言葉の奔流,
By
レビュー対象商品: 母の発達 (河出文庫―文芸コレクション) (文庫)
解説を斎藤美奈子が書いてるから、というわけではないが、やはりこれは、女性であることが大きなテーマになっている作品だと思う。母と娘の葛藤とはいっても、子育て云々ではない。育てることを否定した母の話なのだから。などと、理屈っぽく解説しようと思うと、いろんな読み方ができるが、とりあえずは言葉の奔流に身をゆだねるのがよい。不思議な快感。
16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
痛快ことば遊び小説,
By らら - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 母の発達 (単行本)
「母」ほど、多くの人にさまざまな思いを 思い起こさせる言葉、または対象はないだろ う。「母なる大地」「母なる海」などの雄大 で人を包み込むおおらかさ、「母校」「母国 」に感じる郷愁のイメージとともに、子供な らだれでも、愛するあまり子供を縛るしつこ さ、うっとおしさを母親に感じているに違い ない。 『母の発達』は、こうした「母親のうっと うしさ」を言葉遊びによって笑いのめす“痛 快ことば遊び小説”だ。この本は「母の縮小 」「母の発達」「母の大回転音頭」の3部構 成だが、「母の縮小」では、ある日突然母が 数センチに縮んでしまうし、「母の発達」で は“あ”から“ん”まで50音のとんでもな い母たちが次から次へと登場して、娘のヤツノを圧倒する。「母の大回転音頭」では、発 達した母たちは舞台で踊り狂い、360度回 転する。 母親に愛情とうっとおしさを感じている子 供たちと、子供を愛しながらも母親らしくし なくてはというプレッシャーを感じている母 親たちが、母のイメージを言葉で遊びつくす この短編集を読めば、胸がすーっとするにち がいない。母親ってそんなに大したものじゃ ないんだ、こうやって遊んでいいんだと思え れば、それが「子供が精神的に自立した」と いうことなのかもしれない。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
捉えどころのないリズミカルな言葉で綴られたストーリー,
By
レビュー対象商品: 母の発達 (河出文庫―文芸コレクション) (文庫)
活字アニメーション的な奇想天外で摩訶不思議な母をめぐる奮戦記。
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