私は本を読み終えた後、好きなシーンや印象に残ったシーンを読み返します。
この本は「キタコレ!」みたいな物は残りませんでした。
主人公・福永は、無気力ではないが、毎日をただ過ごす大学生。
恋人の亜美はそんな福永を心配しながら、持て余しています。
そして福永の親友であり亜美を好きな小泉、福永が好きな藍を中心としてこの殺戮ゲームは始まります。
殺戮っていうか、「夜の間に死んでいる」という死に方で、グロテスクではありません。
むしろ機械的に死んでいく設定なので、サクサク読めます。
つまり印象的なシーンが特に無いのです。(ショック的なものが)
最後の謎解きの場面は、「もし、亜美が別の選択をしてたら悲しい」とも思ったし、「逆にそっちを選んだほうが面白かったのではないか」と考えたり。
結末もパッとせず、「まあ、こんなもん」で終わり。
しかし不思議と不完全燃焼ではないんです。
最後、海を見ているシーンで、彼は何を思っていたのだろうと考えました。
軽い気持ちで読めるはずなので、少し興味があったら読んでみてください。