文句なしに警察小説の傑作と言えるでしょう。
この作品の最大の魅力は主人公のヴァランダーに尽きると思います。
天才的な推理力があるわけでもなく、容姿も冴えない中年男で、家庭に悩み事を抱え、酒を飲んでトラブルを起こす…
いいとこ無しのダメオヤジっぽいのですが、仕事に関してはくそ真面目で、正義感溢れる人物であり、この作品を読んだ誰もがヴァランダーを応援したくなると思います。
こんな感情移入しやすい主人公ですから、スイスイ読めます。
主人公の周りを固める警察・司法関係者も頑固オヤジにギャンブル狂、さらに美女もいてストーリーをより魅力溢れるものにしています。
ミステリーとして読むと物足りないかもしれませんが、警察小説が好きな人はぜひ読んでほしいですね。
必ずハマりますよ。