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内容は13世紀~17世紀に行われた動物裁判について。池上俊一の『動物裁判』と合わせて読むべき。本書では家畜である四足獣と昆虫などの小動物が分けられている点が興味深い。前者は人間の支配下のものであるため世俗裁判所で、後者は人間の支配外のものであり教会裁判所で裁かれることになる。本書で中心的に扱われるのは虫による穀物などへの食害である。
ただ、事例集という感はぬぐえず、なぜ動物を裁判にかけようという心性が広く存在したかについては満足に語られていない。原著の後半部である「中世と近代の刑罰学」の部分は同じ青弓社の『拷問と刑罰の中世史』に抄訳が収められていると言うことなので、こち!らも見る必要があるだろう。