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緻密な構成と、無駄のない透徹した文章で小説をものする東野氏であるから、
そのユーモアもやや硬めと言えなくもない。(^_^;)
しかし、東野氏のユーモアは「物の本質を判った上でひねりを加え、そのひねりと本質の間に生じるギャップが笑いを誘う」とでも言えるだろうか。
だから、読んでいて思わずニヤリ(`ー^)と笑えるのだ。
筒井康隆氏のように、訳も分からない方向に無理やり引っ張られていって、
「もう笑うしかない!」!という笑いとは対極をなすものだろう。
7本ある短編はどれも35~40ページ程度で、サラリと読める。
私がいちばん好きなのは5本目の「とても大事な落とし物」。
飛行機が着陸するまで、というタイムリミットがほどよい緊張感を生み、ラストで分かる意外な「犯人」が抱えていた「動機」が切ない。
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