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殺す・集める・読む―推理小説特殊講義 (創元ライブラリ)
 
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殺す・集める・読む―推理小説特殊講義 (創元ライブラリ) [文庫]

高山 宏
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ホームズ冒険譚を世紀末社会に蔓延する死と倦怠への悪魔祓い装置として読む「殺す・集める・読む」、マザー・グース殺人の苛酷な形式性に一九二〇~四〇年代の世界崩壊の危機を重ね合わせる「終末の鳥獣戯画」他、近代が生んだ発明品「推理小説」を文化史的視点から読み解く、奇想天外、知的スリルに満ちた画期的ミステリ論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高山 宏
1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京都立大学人文学部教授。英文学から博物学、美術、建築、庭園、映画、ファッション、漫画、江戸戯作に至るまで、意表つく切り口からその「異貌」を明らかにする博覧強記の「学魔」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 316ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2002/01)
  • ISBN-10: 4488070477
  • ISBN-13: 978-4488070472
  • 発売日: 2002/01
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 489,847位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
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13 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
高山師の眼 2004/7/11
形式:文庫
 推理小説というジャンルを全小説という別集合から/へと覗きみること。それはたとえば探偵が、一見すると関係を持たない出来事に眼を光らせてみることであり、そうした探偵を作り出す作者の視線をも窺い見る必要が推理小説論の基本姿勢なのだろう。高山氏の、一見山師的ないかがわしさは、知の諸領域を横断する者の博識傍証ゆえに、凡人の知的放棄によって生じてくるものかもしれぬが、彼のマニエリスティックな文体の意義がわからぬ者には他の著作や翻訳を読んだところで同じこと。内容と形式がかくも一致する人は珍しいものだ。やはりホームズ論の秀逸さは誰にも負けないであろう、「見ること」に関する視線の問題が圧巻である。視覚論はどうしても疎外論を通過しなくてはならないものであることがよくわかる。
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