いじめられっこのその後には四種類の生き方がある。
'@すべてを忘れ、前向きに生きる(本人が幸せかどうかは別として)。
'Aひたすら苦しみながら人生を終える。
'B復讐にアイデン&ティティを見出す(OLDBOYのうじん)。
'C報復の矛先が無関係の者へ向かう。
この凄惨な物語は、'Cの生き方をせざるを得なかったイチという男の物語だ。
いじめっこは、いじめられっこのその後の人生など考えない。
その場の快楽以外何も考えていない。
しかしいじめられっこは、いじめっこの事を一生忘れない。
「そっちは忘れてても、こっちは一生覚えてんだ!」名言である。
いじめられっこは一生幸せになれない。なれるのは、復讐を遂げた瞬間だけで、その後は・・・・・その後に関しては韓国映画の「オールド・ボーイ」を参照すべし。本作とはセットで揃える事をお勧めする次第だ。
1巻のP167を見て欲しい。悪夢で目を覚ましたイチの部屋には成龍のポスターがびっしりと貼られている。「酔拳」「笑拳」「少林寺木人拳」「バトルクリークブロー」「ヤングマスター」「ドラゴンロード」「龍拳」・・・
これは、現在の僕の姿だ。
僕は問いたい。ここまでリアルに「いじめられっこの絶望と苦悩と願望」を描ききった作品が過去にあっただろうか?
3巻のレビューに続く。
ところでマンションだが、実際のマンションの現状にかなり近い。外見に関しては、100%そのまま。写真資料を忠実に再現している。住民に関してはかなり脚色がある(当たり前田)。