ブライアン・デ・パルマの最高傑作。
ハラハラドキドキのサスペンスの名作。
物語導入部から流れるような展開。
最初の見どころは、メトロポリタン美術館のシーン。
サスペンスと心理描写を、長回しのカメラワークと、アンジーの”主観映像”で表現していく演出が見事です。
そこで誘われた相手の部屋でも、彼女の視線でカメラが再びサスペンスを盛り上げます。
そして、事件のシーンでは、ドアの隙間、鏡に映った姿、などの激しいカットバックの連続で、再びドキドキ。
ここまで観て、一体誰が主人公なの?という構成も面白い。
この後も、犯人の襲撃、犯人探し、事件の真相と、デ・パルマ独特の映像、サスペンス描写が十分に堪能できます。
アンジー・ディッキンソンは中年の妖艶な演技で健在ぶりを披露(TV「女刑事ペパー」よく見てました!)。
映画通に評価の高いマイケル・ケインの名演、そして、ラストのサプライズも最高!!
デ・パルマの他のサスペンス作品と比べても、もっともバランスが良い傑作だと思います。
余談ですが、シャワーシーンのアンジー・ディッキンソンの、胸から下のヌードは「ボディダブル」(吹き替え)だそうです。
(だまされた。後のデ・パルマの映画「ボディダブル」で再現していました。)