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残された山靴―佐瀬稔遺稿集
 
 

残された山靴―佐瀬稔遺稿集 [単行本]

佐瀬 稔
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

志なかばで逝った8人の登山家の最期。

内容(「MARC」データベースより)

森田勝、加藤保男、植村直己、鈴木紀夫…。志なかばで逝った8人の登山家たち。彼らの最期を追った佐瀬稔の文章を収める。また、夫人が綴った著者の闘病生活と最期、毎日新聞に掲載された絶筆のコラムも収録する。

登録情報

  • 単行本: 220ページ
  • 出版社: 山と溪谷社 (1999/06)
  • ISBN-10: 4635171388
  • ISBN-13: 978-4635171380
  • 発売日: 1999/06
  • 商品の寸法: 19 x 12.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 384,486位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TOK VINE™ メンバー
形式:単行本
著者が死ぬ間際に書いた作品。

特定のアルピニストに絞ってかかれた作品が多かったが、これは色々な登山という究極の世界で命を落としていった登山家の紹介となっている。
一人一人の登山家としての活動がさらっと述べられており、各々の登山家がどういう活動をしたのかを知る手がかりにはなる。
登山家同士、登山界という形で何らかの関係で結ばれていることが多く、一人の登山家を中心に周りの色々な登山家のことを知ることにも繋がり、よりイメージを膨らませることができる。
究極の世界に身を投じた登山家を知るのには良い本だと思う。

最後に著者自身の癌との闘病生活が描かれている。
ライターとして仕事熱心に生きてきた様子と、彼自身が闘病生活で繰り広げられる様子は、まるで死がすぐ隣に存在する登山活動と重なって思えてならない。
どちらも生というものを生々しく感じさせるものである。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jazzy4 VINE™ メンバー
形式:単行本
冒険家、とりわけクライマー達を取り上げて、彼らの生き様に迫ろうとした、氏の著作のダイジェスト版のような感じです。
氏は極限を行くクライマー達を取材しながら、その人物像に迫った作品が多くあります。皆山に消えていったクライマー達です。
氏は世界的な超人クライマーのメスナーにインタビューした時の言葉をよく引用していたようです。
メスナーは死なない所には行かない。生き残るのは奇跡しか無いような所にも行かない。最善を尽くし行くが、もし死が迫ってきたら耐える、対抗しながら生き抜くようなところへ行く。メスナーは生きることが誰よりも好きで、極限状態では生が非常に凝縮した形で感じることができると言います。
氏は山へは行きませんでしたが、その極限を生きるクライマー達に共感か憧れのようなものを感じていたのではないだろうか。
自身、晩年になり癌に侵され、闘病生活の中で死と向き合い、戦いながらライターとしての仕事をまっとうし続けます。
そのことが自身の生きる意味であり、その価値を噛み締めるように。
その姿は壮絶で、終始痛みに耐えながら、胃に穴を開けて消化できない飲み物は、そのまま外へ流れ出し、当然ペンを持つことはできず、口頭での内容を氏の娘さんに筆記してもらいます。
しかしプロとしての文章は字数にしても、寸分のくるいもなかったようです。
氏は晩年、小西政継氏を書きたがっていたようであったが、志半ばになってしまった。是非、氏の取材し、書かれた小西氏を読みたかったのだが。有志あるノンフィクションライターは是非、氏の遺志を引き継いで欲しいと思います。
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