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殉情物語 ~トンパ文字に秘められた愛の物語~
 
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殉情物語 ~トンパ文字に秘められた愛の物語~ [単行本]

王 超鷹 , 字坊RED ,
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

トンパ文字によって綴られた三大教典の一つ「魯般魯饒」。清朝の「改土帰流」政策 以来、長らく封印され続けてきました。
ナシ族およびその周辺少数民族に伝わる類似 した物語を、王超鷹氏が大トンパや長老との共同作業によって物語としてまとめ上げました。
この物語は、文化的な価値として大きな意味を持つだけでなく、この中に込められた「純粋な愛」を表現した優れた物語として、文学的な価値も高いと思います。

内容(「BOOK」データベースより)

中国は雲南省。少数民族ナシ族に伝わるトンパ文字によって綴られた愛の物語。その美しさゆえに心中の手本と見なされ、長いあいだ詠うことを禁じられてきた物語を本邦初翻訳。

登録情報

  • 単行本: 205ページ
  • 出版社: 技術評論社 (2005/2/25)
  • ISBN-10: 4774122807
  • ISBN-13: 978-4774122809
  • 発売日: 2005/2/25
  • 商品の寸法: 22 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 119,975位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
「殉情」というのは心中のことで、
ナシ族は清の時代に漢民族の支配化に置かれた時
「改土帰流」という漢族化の文化政策によって
母系社会の自由恋愛が否定されました。
その時に多くの若者が、愛による死を選べば、
天国でも地獄でもない「第三国」に行けると信じて心中をしたそうです。

これはその当時の状況を、ナシ族の司祭であるトンパが物語に編んだものです。
物語はトンパ文字によって書かれ、また発禁以降は口伝されました。
解釈も多く存在し、それによっては心中の手引きでもあり、
自殺を思いとどまらせるメッセージであり、
漢民族への静かな抵抗の意思でもあったとのことで、
本では細かく解説がされています
(どこまでホントか分からない解釈もありますが)。
ナシ族の住む地域によって、細かく物語のバリエーションがあるのも
興味深いところです。

こういうのを読んでいつも思うのは、支配者にあたる民族が
一方的に少数者を「土着」「野蛮」といって
自民族化させようとしてきた、というのは
本当~~~にどこの地域でもあるし、繰り返されているんだなあ、ということです。

しかし一読しただけでも、ナシ族の智慧と自然への愛は深いなあ、
と涙ちょちょ切れそうになりました。
店員に聞いて探し出してもらってまでして買ってよかった。

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By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:単行本
 ユネスコの世界遺産にも登録されている麗江(リーチャン)。中国雲南省の北、チベットにに近い所にあり、少数民族の納西(ナシ)族が住んでいます。中国で絶対支配力をもつ漢民族の「改土帰流」政策でそこに伝わるトンパ文字(絵文字)は一般に使うことが禁じられました。その煽りを受けてここで紹介されている「殉情物語」も長年封じこめられていました。

 この度、50ページにわたるカラー版トンパ文字が本書に載せられ中国専門家による開示があったことは、なによりの慶びであります。その素朴な古代象形文字は、元始の世界に誘われる気がします。

 何より展開する「殉情物語」そのものに心惹かれるのです。ここ楽園に登場する愛の精霊たちはみな殉情死を遂げた女性たちです。乗っている動物たちは生前の男性たちです。物語の主人公、ジュミンとウラは愛の楽園にへ行くことができません。封建的な束縛に阻まれて自由恋愛が意のままにならない葛藤がここには秘められています。自殺をしたジュミンにウラがたどり着くという状況は「愛とは時間」というメッセージです。男性の迷わぬ早い決断がないと、女性の心は死んでしまうことを教えています。

 殉情死の場合、必ず二人で死ななければなりません。一人だけで死んでしまうと、愛の国に行けず、鬼に変わってしまいます。この青年の結末はどうなるのでしょうか?それはこの物語を読んでのお楽しみでしょう。

「死をもって人々の絆を結ぶ」「少数と多数、今も続く改土帰流」「命をかけて平和を取り戻す」「人間の心に愛の楽園を!」このような課題を我々に訴えかけているいるような気がしてなりません。
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