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死顔 (新潮文庫)
 
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死顔 (新潮文庫) [文庫]

吉村 昭
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

生と死を見つめつづけた作家が、兄の死を題材にその死生観を凝縮させた遺作。それは自身の死の直前まで推敲が重ねられていた―「死顔」。明治時代の条約改正問題とロシア船の遭難事件を描きながら、原稿のまま残された未定稿―「クレイスロック号遭難」。さらに珠玉の三編を合わせて収録した遺作短編集。著者の闘病と最後の刻を夫人・津村節子がつづった「遺作について」を併録。

内容(「MARC」データベースより)

自らの死を自覚して延命治療を拒んだ著者が、遺書のように書き残した短篇集。自らの最期とも符号する表題作など、全5篇を収録する。闘病と最期の刻を夫人・津村節子がつづる「遺作について」を併録。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 157ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/6/27)
  • ISBN-10: 4101117519
  • ISBN-13: 978-4101117515
  • 発売日: 2009/6/27
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
吉村昭の遺作短編集。人の記憶容量は一定のため新しい記憶からこぼれ出て、昔の記憶は澱のように溜まっているという書き出しから、もう彼の世界は始まっている。エッセイとも小説ともつかぬ物語は、遠い記憶が突然よみがえる懐かしさと、記憶に留める悲しさをいつもながら伝えている。元気の出る小説ではない。ただ、人が生きることの重みを静かに受け止めながら、我が身の孤独を預けられる心地良さが身上だ。どの作品もデジャ・ヴュがあるにもかかわらず新鮮な思いがする。妻が記した作家の最後は、死を小説の主題に多く扱った彼らしい潔さを感じさせ、あまつさえ作家自身の「死」こそ遺作にふさわしいと思えるのだ。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 蘇冬
形式:単行本
実はいまだ「ひとすじの煙」と奥様津村節子氏の「遺作について」しか

読み終えていません。

辛いのです。30年来、吉村先生の作品を読んできたものとしては、

これが最後で、そして先生の決断。言葉がありません。

「ひとすじの煙」の宿のまわりの自然の描写・・・これぞ吉村先生の文体と

いうべきもので、冷徹な目とその底にある熱い思いが感じられます。

文体などとは多分今の若い作家には関心ごとではないでしょう。

しかし、先生はご自身の文体を創り上げるの非常な苦心をされています。

すさまじいまでの第一級の文章力です。そして今では少なくなった

「美しい日本語」を感じさせてくれます。

そして「人間」を見つめる冷静さとその中にある思いやりと暖かさ。

あとの作品はゆっくりと心を落ち着けながら読みます。

吉村先生 中学生時代から読み続けた先生の作品とそれを通じての先生の

お人柄、そして人間としての高潔さと尊厳の大切さを教えていただきました。

ありがとうございます。本当にありがとうございます。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1つの死 2007/1/28
By Bow
形式:単行本
 吉村昭という著名な人物の遺作という小説を読んで、講釈をたれるようにレビューをするなどということは、本当に恐れ多いことだ。人の解釈の仕方は様々で、自分の解釈がつまらないものだったら情けないし。。。と、思っていることを踏まえて書いてみたい。
 この本には、メッセージ性が感じられない。「私はこう感じた」「こう感じる人もいるだろう」ということを記述しておられる。 まず、その点が吉村氏らしいというところかと感じる。
 これは短編集だけれども、著者が綴ったことは、、、(1)人の死はいろんな形があるということだと思う。 自殺・他殺・尊厳死・事故死・・・事故死といっても全くの赤の他人が、本当に丁重にご遺体を扱うこともある。人に愛された人生を過ごして、忘れられ、孤独死となると、誰にも弔われることなく時が流れることもある。( 2)さらに、そうした死、それぞれに遺族や関係者が心を揺らして、行動を選択する難しさに迫られる。そして感性が少し変わる。今まで見ていた景色が微妙に変化する。 (3)そして、、、様々な死とそれに関わる事情が、いつの時代にも同時にいくつも並行して起こっている。 その事実が短編集を造る。

 吉村氏はそういうことを綴っておられる。そして、「私の死もそのうちの1つだ」ということも暗に伏しているように感じる。「伏している」というか、そう考えておられることもあって、こうした作品が生まれたと感じる。

「死」という答えのない話題がつきない事情。
考えを深めるのには良い本かと思います。
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短編集である。所載されているのは
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投稿日: 18か月前 投稿者: Gori
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投稿日: 2007/7/9 投稿者: 町田の丘
この小説を書かなければ死ねない
... 続きを読む
投稿日: 2007/6/30 投稿者: ミシシッピかずみ
吉村 昭、、、
 あなたはわたくしが身内に決断をくだしたときと
同じことをみずからしてしまった。奥様はさぞ辛かったのではないかと... 続きを読む
投稿日: 2006/11/27 投稿者: flora
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