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死霊列車 (角川ホラー文庫)
 
 

死霊列車 (角川ホラー文庫) [文庫]

北上 秋彦
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

本州各地で人が突然人に噛みついて襲うという未曾有の惨劇が頻発! 恐るべきスピードで感染する謎の病におののく人々は、まだ病が上陸していない北海道を目指しトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗り込んだが……。

内容(「BOOK」データベースより)

東京と出雲市で発生したダーズ(致死的急性狂犬病症候群)が感染爆発、死者1800万人と推定され、政府の主要機関が札幌に移された。ダーズは人を咬むことによって鼠算式に患者を増殖させ、発病後の死亡率は限りなく100%に近い。国民はこのまま滅びてしまうのか。空路が絶たれ、青函トンネル閉鎖の時刻も刻々と迫る中、家族を失った15歳の鉄道少年、翔太はトロッコ列車「おろち号」を運転し北を目指す。タイムリミットホラー。

登録情報

  • 文庫: 454ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/12/25)
  • ISBN-10: 4043793022
  • ISBN-13: 978-4043793020
  • 発売日: 2008/12/25
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 地獄を進む鉄道の旅へようこそ!, 2009/2/3
レビュー対象商品: 死霊列車 (角川ホラー文庫) (文庫)
もはややり尽された感のあるゾンビ物。二番煎じどころか十番煎じ以上の出涸らし状態。読まなくたって内容はあらかた察しが付こうというもの。しかもである。ゾンビものなんてグロシーンが肝なのに活字媒体(小説)じゃあ、どうしようもない!……と思っていたのだが、なるほど列車が出てくると、こういう展開になるのか。考えもしなかった。

ゾンビや死体で溢れていたり、全くの無人に見えたり(かえって不気味!)、一駅ごとに異なる地獄絵図。次の駅ではどんな光景が待ち受けているか?のハラハラドキドキ感。
障害物やリスクを避け、迷路のような鉄道網を進んでいくが、分岐のない場所で追い詰められる時の恐怖。そして物語の各所に散りばめられた鉄道豆知識。活字によるグロ描写もそんなに悪くはないね。

巻頭に鉄道マップがついており、小説を読みながら「今、ここら辺か。まだまだ先は長いぞ」などと言いながら読んでいた。まるで自分も乗客になったかのような気分である。
要するに、、はっきり言って面白かった。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 これは酷い・・・・・, 2011/9/29
レビュー対象商品: 死霊列車 (角川ホラー文庫) (文庫)
私は完璧主義者ではありません。
作品に矛盾や御都合主義があっても、作品を楽しんでいる人間だと思います。

しかし。これは惨い!

まず、登場人物が全員と言ってよいほど「無能」か「バカ(表現は悪いですが、これが一番しっくりとくると思います)」。

絶望的な状況だと言いながら、トンチンカンな会話を終始しています。
映像では無い故の、小説ならばキチンと書くべき人物の描写・感情の推移が皆無なので、
「何故、今その話を?」「なんでその相手に?」「なんで急にそう判断したの?」と、終始疑問符だらけ。

人物描写が薄いせいで、主人公の1人は人の死より列車が汚れる事を気にしている○○○○少年にしか見えず、感情移入どころか、嫌悪感ばかり覚えます。
更に文章の稚拙さで、誰の台詞なのか、誰の状況なのか、読み進めないと判らない事が多々・・・・・

ホラーとアクションで押し切る作風ならば、人物描写を少なくしても仕方ないかなとも思いますが、この作品ホラー場面もアクション場面も非常に淡白・・・・・
出てくる自衛隊の精鋭チーム(?)は、ただ弾を撃つだけの無能集団・・・・・
集団戦闘や地形戦闘への戦略などの描写はまるで無し・・・・・
それどころか今までの戦闘経験すらまったく生かさない体たらく・・・・・

仲間を失った悲しみや、せっかく助けた人々を無残に殺された怒り、戦闘に対する恐怖や苦悩などさっぱり描かれず、次の場面にあっさり転換されます。
鉄道に関しては生き生きと描写されますが・・・・

驚いたのが、生きている人間は見殺しにするのに(それも子供!)、遺体は丁重に扱おうとする登場人物たち!
一刻も早く先に進むべきなのに貴重な時間と弾薬を使ってまで・・・・・なんで?
(これも葛藤や揺らぐ心情などが書かれない為そうする説得力が無い)

この悲劇の原因が判った時も、その原因に対して生存者は知らん振り・・・・なんで?
愛する人や家族が、この身勝手な原因で殺されたというのに・・・・・私なら復讐を考えるけどな〜
作者は気にならないらしい・・・・・

旅の途中この絶望的な状況下で危機感の無いグループに会った時に、「生来がのん気な男たち」、というヒロイン(?)の台詞がありますが、
「それは作者だろ!」と突っ込みたくなります。

とにかく、出てくる人物が「バカ」でストレスが半端ではありません。
上記以外にも沢山の「バカ」満載。

そして 最大の問題は、「帰結しないラスト!」

狙ったラストではなく、ただ起承転結する力量が無かったとしか思えないラスト・・・・・
ネタバレになるので書きませんが、大量の枝葉を放ったらかし・・・・
読み終わった後、

(;゚Д゚)ハァ? オワリ???

作者には申し訳ありませんが、初めて小説を書く中学生かと思いました・・・・・
奥付に 数本のゾンビ系映画を参考にしたとありますが、その前に優秀な「小説」を是非参考にして下さい。
編集者もちゃんと仕事しようよ・・・・・

結局、作者の想像力や知識・センスが、読者のそれに追いついていない作品だと思いました。

===============================================================================================

と、ここまで辛辣な評価をしてきましたが、シチュエーションとしては好きなんだな〜この作品^^
テンポ重視のアクション映画にしたら、とても面白そう!

是非とも才能豊かな脚本家に全面手直ししてもらっての映画化希望!
日本映画の面白さを見せ付けてもらいたいです。ヽ('▽`)ノ

シチュエーションに★を一つ

※ ここで言う「バカ」とは、「そんなバカな〜」という、「呆れる」という意味の「バカ」です^^
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19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本を舞台にしたゾンビ小説, 2009/1/24
By 
MF - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 死霊列車 (角川ホラー文庫) (文庫)
ありそうで無かった、日本を舞台にした“ゾンビ物”です。
私は正しくこんな本を待っていました!

作者の方はゾンビ映画が好きなのか、始まり方が『28日後』のオマージュになっています。
また、感染者(ゾンビ)の描写も『28日後』を強く意識しているように思えます。
なので、『28日後』を見た後だと感染者に追いかけられるシーンなどの情景は想像しやすいかもしれません。

登場人物も鉄道マニアの少年に謎の研究員の女性、自衛隊の特殊部隊SFGpの隊員などゾンビ映画マニアも納得(?)の顔ぶれ。
特に自衛隊員のおかげで人間ドラマと戦闘シーンは非常に盛り上がります。
ホラーに武装した軍隊(自衛隊ですが)というのは賛否分かれる点ではありますが、
この小説の場合は必要不可欠な要素として見事に消化しています。
また、ゾンビ物の定番である生存者同士の争いや、感染者に対する扱いの温度差などもしっかり描かれてます。

全体的にも「逃げ」の要素と「戦い」の要素がバランスよく配置されており、飽きることなく読了できます。
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