映画自体は最高最狂です。 サム・ライミの独特のカメラワークはここから生み出されたのです。「スパイダーマン」を見て彼のファンになった人は、内容の余りの落差ぶりに仰天するでしょうが、カットなどはよく見ると似ていることに気づくはずです。
さて映画の内容は山荘に宿泊にきた若者が悪霊に襲われるという、単純明快なストーリー。よくあるティーン向け13金型映画の典型。の、はずなのですが一歩踏み込むとそこはなんだかよくわからないライミワールドが展開されます。怖いのかコミカルなのか、残虐なのか、いきすぎてパロディになっているのか、見る人が見たら悪趣味極まりない映像のオンパレードですが、ホラーに慣れている人が見たらどちらかと言うと、お笑いの要素が多すぎて、ブラックコメディと化してしまいます。
それもそのはずこの映画の根底にあるものは、映画好きな人間が集まり「俺達も撮ってみようぜ」と楽しんで作られたことが作風ににじみ出ていることに在ると感じました。
スプラッタ映画の走りとなった作品ですが、他の作品と異なり、この明るさが妙な面白みを生み、20年経った今でも熱烈な支持を受けているのだと思います。
ただしDVDは別。画像悪いし(とてもDVDとはおもえません)、シーンのカットはあるし、特典は変な映画の予告ばかり。ファンを悲しませるディスクです。