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死者のあやまち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
 
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死者のあやまち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) [文庫]

アガサ クリスティー , Agatha Christie , 田村 隆一
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

田舎屋敷で催し物として犯人探しゲームが行なわれることになった。ポアロの良き友で作家のオリヴァがその筋書きを考えたのだが、まもなくゲームの死体役の少女が本当に絞殺されてしまう。さらに主催者の夫人が忽然と姿を消し、事態は混迷してしまうが…名探偵ポアロが卑劣な殺人遊戯を止めるために立ち上がる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

クリスティー,アガサ
1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

田村 隆一
1923年生、1943年明治大学文芸科卒、1998年没、詩人、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 382ページ
  • 出版社: 早川書房 (2003/12)
  • ISBN-10: 4151300279
  • ISBN-13: 978-4151300271
  • 発売日: 2003/12
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gras
形式:文庫
 この本は、初めから普通とは違う始まり方をします。
 アガサクリスティの分身ともいえる推理小説家オリヴァ夫人の嫌な予感から無理に呼び出されたポアロ。
 その後本当に事件は起こるが動機は不明。
 それと同時に、あの人が行方不明。
 また、いろいろな人の証言を照らし合わせると、
かみ合わなかったり、背後に深い私怨が見え隠れしたりと、
 あなたは知らず知らずのうちにクリスティ・ワールドに引き込まれてゆきます。
 中でもオリヴァ夫人の証言は興味深く、実際のクリスティが考えているようなことを代弁している気がします。
 あんなにもの、悪く言うと妄想能力があったからこそ、今こんなにも作品が残っているのでは?
と、思わされました。 
 殺人ゲームが本物の殺人になってしまうという設定に興味を駆り立てられる方も多いのでは?
 ABC殺人事件などと比べると知名度は低いものの、味わい深い作品です。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
田舎屋敷で催される殺人犯探しのゲーム。ストーリーを演出したオリヴァ夫人は女の直感で、この催しの影に危険を察知しポアロを呼び寄せた。そして本当に殺人事件が起こってしまう。

ポアロの友人クリスティ本人の分身といわれる人気推理作家オリヴァ夫人。ポアロがけっこう振り回されてる様は面白く読めます。伏線が張り巡らされどの登場人物も怪しく思われるのはさすがクリスティ。だまされて最後に膝を打つ。あの快感をまた楽しんでください。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
『マギンティ夫人は死んだ』以来、再登場したオリヴァ夫人がナス屋敷主催のお祭り用に用意した推理ゲームで、何か起こりそうだと予感していたため強引にポアロを連れ出すが、その予感どおり死体役の少女が殺され、屋敷の夫人が姿を消すという本書は、作者後期作品の中では随一といっていいぐらい複雑にして緻密な構成の作品である。

しかし、推理ゲームの死体役となった少女殺しについては、作者作品を読みなれた人なら誰でも犯人と動機がわかるだろうし、そこから夫人の失踪の真相もほぼ類推できるだろう。
その陰にさらなる真相が隠されており、そこまではおそらく誰もたどりつけないだろうが、その真相を論理的に読み解くだけの手がかりは読者には与えられていないのだから、それもやむを得ない。

本書には、行き詰ったポアロがジグソー・パズルを解きながら事件を推理するのに集中するシーンがあるが、作者の作品がクイーンのような読者に推理の筋道を指し示すものではなく、ジグソー・パズルのように事件にまつわる断片を推理ではなく直感で当てはめていくものだということが、本書を読むとよくわかる。
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