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死者たちの語り (コレクション 戦争×文学)
 
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死者たちの語り (コレクション 戦争×文学) [単行本]

小川 未明 , 夏目 漱石 , 井上 ひさし , 石田 耕治 , 中井 正文 , 色川 武大 , 三枝 和子 , 小川 国夫 , 奥泉 光 , 浅田 次郎 , 目取 真俊 , 江戸川 乱歩 , 小島 信夫 , 安部 公房 , 三橋 一夫 , 真杉 静枝 , 吉屋 信子 , 江崎 誠致 , 船越 義彰
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商品の説明

内容紹介

耳を澄ませ、いま死者たちが甦り、語りだす

戦いで死んだ者たちが、いま静かに語りだす。語ることのみが死者となった者の唯一の武器。生者はその魂の叫びを聞き書き記す。小川未明、漱石、井上ひさし、目取真俊そして詩歌まで広範囲に収録。

<『死者たちの語り』収録作品>
小川未明  「野薔薇」
夏目漱石 「趣味の遺伝」
江戸川乱歩 「芋虫」
小島信夫  「小銃」
安部公房  「変形の記録」
三橋一夫  「夢」
真杉静枝  「深い靄」
吉屋信子  「生死」
江崎誠致  「帰郷」
船越義彰  「カボチャと山鳩」
井上ひさし  「父と暮せば」
石田耕治  「流れと叫び」
中井正文  「名前のない男」
色川武大  「蒼」
三枝和子  「夾竹桃同窓会」
小川国夫  「聖女の出発」
奥泉光  「石の来歴」
浅田次郎 「遠別離」
目取真俊  「水滴」

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小川 未明
1882(明15)・4・7~1961(昭36)・5・11。新潟生。早大英文科卒。中学時代、回覧雑誌に和歌や漢詩を発表したり、時事問題を論じたりした。大学では坪内逍遙に師事、卒業論文は「ラフカディオ・ハーンを論ず」。卒業後、島村抱月の勧めで新しい児童文学興隆のために「少年文庫」を編集、童話も書くが一号で廃刊。1907年、第一創作集「愁人」刊。新聞、雑誌記者の職に就くが、09年、筆一本となり、生活は困窮する

夏目 漱石
1867(慶応3)・1・5(太陽暦2・9)~1916(大5)・12・9。江戸(現・東京)生。東大英文科卒。1889年、東大の予備門である第一高等中学本科一年の時、正岡子規と知りあう。92年4月、徴兵に関連し北海道に移籍し、北海道平民として一戸を創立する。大学在学中、東京専門学校(現・早大)講師、93年、大学院に在籍しながら高等師範学校(現・筑波大)で英語教師を勤める。95年、愛媛県尋常中学(現・県立松山東高)に英語教師として赴任

江戸川 乱歩
1894(明27)・10・21~1965(昭40)・7・28。三重生。早大大学部政経学科卒。学生時代にポーやドイルの探偵小説に出会い翻訳を試みる。1916年大学卒業。六年ほど十数種の職業を遍歴した後、23年「二銭銅貨」を「新青年」に発表。その後たてつづけに短編作品を同誌に発表する。24年、専業作家として立つ決心をし、翌年「D坂の殺人事件」「心理試験」発表。探偵小説作家のパイオニアとして、創作のかたわら海外の作家作品を紹介したり、内外の作家作品を評論

鮎川 信夫
1920(大9)・8・23~86(昭61)・10・17。東京生。早大英文科中退。37年、詩誌「若草」に投稿した詩により中桐雅夫に勧められ「LUNA」に参加。39年、第一次「荒地」を森川義信らと創刊。42年、近衛歩兵第四連隊に入営、翌年4月スマトラへ出征。44年6月、傷病兵として内地送還。45年2、3月に福井の傷痍軍人療養所で「戦中手記」を執筆。12月上京、46年、詩作再開。47年、北村太郎、田村隆一、黒田三郎、中桐らと第二次「荒地」創刊

石原 吉郎
1915(大4)・11・11~77(昭52)・11・14。静岡生。東京外国語学校(現・東京外国語大)独語部貿易科卒。38年受洗。39年応召、翌年、大阪歩兵連隊内大阪露語教育隊に配属され、41年関東軍情報部に転属、ハルビンで敗戦。ソ連軍に抑留され、各地の収容所を転々とする。スパイ容疑で二五年の重労働刑を受けるが、スターリン死去による特赦で53年に帰国。三九歳で詩作を始める。投稿詩を鮎川信夫に認められ、58年「荒地」同人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 728ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/11/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4081570132
  • ISBN-13: 978-4081570133
  • 発売日: 2011/11/4
  • 商品の寸法: 20 x 13.8 x 5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By 宣長さん トップ50レビュアー
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 霊的存在を死者と見立てる場合、二類型になってしまう、と思った。

 一つは、花が咲く/枯れる、提灯の火が点く/消えるなどということとシンクロして現象としてははっきりとその神秘さが感じられ理解されるのに、それがはっきりと死者の人格を保っているわけではないということである。

 もう一つは、人格的個性ははっきりとしているのに、名前が出てこない、在る事、存在することは判っているのに、それがどのようなものでどのように在るか、を説明し言葉にしようとするとなかなかできずに、そういう者としてしか表現できないということだ。

 これは、霊的存在が実際、死者ではないということを示しているのかもしれない。が、勿論、死者との距離がそういうものでしかないというだけのことかもしれない。

 こういう短編集を編むということは、普通の書籍にはない編者の才覚から蒐集力までが存分に発揮されることから、著者とは別に編者が前面に出て来ざるを得ないことも本企画を面白くしている点の一つであろう。
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