恋愛小説というか、夫婦と云う形で家族になった女の子と青年のお話。
さて(あだ名で失礼(笑))カーシュさんの独占欲?ヤキモチ? ……とりあえず一歩、家族愛から妻への思いをちょっとだけ変化させたきっかけのお話?である巻です。
旦那様はいろいろ思うところがあるんですね。このシリーズに通じて言える事かもしれませんが、恋愛だけが物語の主題ではありません。
カーシュさんに関してあまり言及するとネタバレになってしまうので控えますが、理性では押さえきれない大きな憤り、領主として在り方、そして男性として妻へ持つキモチとか。旦那様は複雑な、複雑な気持ちを少しずつ変化させていきます。その変化を自覚したり、きゅんとしたり、愕然となったり。つまり、旦那様も 可 愛 い んです(真顔)
書いてて思ったんですが、人格が(他人から見れば奇特な形でも)物凄く安定しているアリシアと比べて、変化する・成長するといった点ではカシュヴァーンの方が主人公っぽいかも?? まぁ、お二人が主人公ですものね。ご夫婦のお話ですし。
以下、シリーズお初の方への説明☆
ゲーム・ノベライズのようにさくさく進む筋、会話のやりとりによって示される人物と人物の距離感と親密度・キャラの性質を楽しめる人にオススメ。筋金入りの恋愛小説好きさんには少し物足りないかもしれませんが、ちょっとずつにじりよっていくぎこちなくて初々しい感じが読者にも体感出来るシリーズです。ま、ちょっとへんてこなのはご愛嬌。味です。
じりじり、地味ーに地道に着実に(誉めてます)愛を培う感じが、なかなか昨今の恋愛小説に見られない、このシリーズの素敵なところ。
劇的に恋には 落 ち ま せん。そんなお二人の新婚生活をご一緒に覗きませんか?(笑)