好きな作家のコナリーが”私を吹き飛ばした”とまで賞賛したと本の帯にあったので、
話半分の積もりで購入。しかし本当に頭が吹き飛びそうになった!
(注:本のあとがきにもありますが、後書きを読まずに本編に入ることお勧めします。)
出だしから没入、祖父母を含めたシリアスな生い立ちの話と、勤務先病院での血だらけの
スプラッター(気が弱いと飛ばし読みするしかないなぁ)な今の話が、ほぼ交互に語られるの
だがページをめくる手を止めることあたわず。
おまけに最後の数十ページで、祖父母の生い立ちにまでどんでん返しを用意するとは。
この主人公、ランボーより強いかもしれない。何故ならランボーは自分の傷を麻酔なしで
縫合したんだが、このベアクローは自分の身体の一部で武器を作ってしまうんだから。
打ち倒したマフィアの数は記録的!
ジャンル的にはジェフ・リンジーの<デクスター>=正義の連続殺人鬼とか
<聞いてないとは言わせない>みたいな感じだが、読後の満足感は私にとっては数段本書の方
が高い。
ハーラン・ベーコンがこれも本の帯で<こんな賛辞を読む暇があったら、さっさと
買え!>と書いているが、その通りでした。
さっさと続編を読まして欲しい。翻訳も流石の池田真紀子。布陣は完璧。
ミレニアム、川は静かに流れ、と並んで僭越ながら今年の5☆にさせてください。
内容は兎も角、面白いものは面白い。ただ、ディカプリオはイメージ違うなぁ。