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ゲームブックには大きく分けて一方通行と双方向の二種があり、本書『死神の首飾り』は前者です。一方通行というのは、初心者でも混乱なくプレイしやすい。選択肢を誤ると途中で手がかりやアイテムを入手できず、後半で行き詰まることがあり、それが面白さであると同時に不満要素ともなる諸刃の剣です。そして双方向タイプよりはかなりスピード感があります。一回のプレイで辿る選択肢は、本一冊のうち半分強から多くて8割くらいなのではないでしょうか。
そう。この作品は独自の世界を形成していると思われながら、一回のプレイで本一冊分を全て読むわけではないので、世界が描き切れていない、読者に伝え切れていないのです。非常に惜しい。
小説的な面白さを追求するのではなく、単純にゲームとして楽しめればいいという人にとっては別に悪くはない作品だと思います。
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