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5つ星のうち 5.0
フリッツ・ラングの最高傑作, 2008/3/9
レビュー対象商品: 死神の谷 [DVD] (DVD)
本来「死滅の谷」と云われている本作をわざわざタイトルを変えた事については賛否両論ありそうですが、
ドイツ語「Der Mude Tod(疲れた死神)」を英語で「The Weary Death」と訳し、
それを日本の公開会社が誤って、(当時はフィルムを見る前にタイトルを決めなければならず、仕方なかったのだが…)
Deathを"死"あるいは"死滅"と訳した為にこのタイトルがついたと云われている。
その為、今回の「死神の谷」はむしろ本来のタイトルだといえる。
それにしても、すばらしい映像美、そして誰もが納得できるよく練られたストーリー、
完璧な映画とはこの事だと思います。
若かりしラングの最高傑作にして、もっとも待ち望んだ映画です。
これが日本で、しかもこの価格で観れる事は奇跡としか言いようがありません。
また、今までのWHDのDVDとは比べ物にならない美しい画質に納得。
1980円はお得な買い物と謂わざるおえません。
よく落語「死神」の元ネタといわれていますが、それはネット情報の間違いで実際はグリム童話「死神の名付け親」が原作です。
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5つ星のうち 5.0
幻想的で美しい映像と20世紀初頭のアジア感, 2008/6/15
レビュー対象商品: 死神の谷 [DVD] (DVD)
谷にある村に高い塀の居場所を築いた死神。この死神に婚約者を連れて行かれた女性が彼を捜し求めて死神と対峙するというストーリー。前半の死神の築いた塀の前に訪れる死者の群れや、ローソクの間で死神と向き合う主人公の女性シーンは幻想的で美しい。「メトロポリス」でアバンギャルドな映像を打ち出したフリッツ・ラング監督がこの作品では幻想的な映像に誘ってくれる。
死神と主人公の女性の思いに絡めて展開する愛と死という永遠のテーマを表す3つの冒険(オムニバス的な作風)は古典的な悲劇(ある種シェークスピア的なあるいはギリシャ神話的な)ではあるものの、そこに現れる人々の前向きな生き様は主人公の婚約者に対する思いを完全に表現する。
そして、死神の与えた最後の試練は永遠のテーマであり、どの映画作家も追及するテーマでもあるが、これだけ直接的に観る者に突き付ける作品はない。
この作品のもう一つの面白さは、サイレント時代の貴重な作品であるだけではなく、20世紀初頭のヨーロッパのアジアに対する見方が実感できるところ。3つの冒険はアラブ、イタリア、中国で展開されるが、特に中国の描き方(中国人をドイツ人が演じているところも面白いが)は中東とアジアの混在する世界になっているところは当時のヨーロッパから見た不可思議な東の世界がはっきり現れていて面白い。フリッツ・ラングもサイレント時代の作品としては「メトロポリス」とならぶ衝撃的な作品であることは間違いない。
ところで、このDVDで観る限り映し出される映像が正方形であるところが不思議だ。フィルム映像を観たことがないのでわからないが、何故この形なのだろうか?
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5つ星のうち 5.0
10年前かな〜, 2010/6/15
レビュー対象商品: 死神の谷 [DVD] (DVD)
京橋でオーケストラの生演奏付きで
最高の映画館体験しました。
美しすぎて涙が出ます。
自分も1500本位は映画見てますが
記憶に残る最高峰の一本のひとつです。
伝説的な監督の実力に畏敬の念。