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41 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
雨上ガル,
By
レビュー対象商品: 死神の精度 (単行本(ソフトカバー))
「仕事だからだ」人の死の1週間前に派遣され、その死について「可」または「見送り」の判断をするのが死神である彼の仕事だ。「人の死には意味がなくて、価値もない」。彼はどんな立派で愛すべき人間であろうとも淡々と「可」の判断を下す。そして彼はまた今日も対象者の下に派遣される。外はいつものように雨・・・ 伊坂節全開の短編集。伊坂ファンにはおなじみのクールでスタイリッシュな会話の数々や雰囲気を盛り上げる音楽の登場。表紙や各編の冒頭を飾る味のある写真たち。深遠でありながら軽やかな会話に酔いしれること間違いなしです。 構成も見事。ぱっとしない若い女からヤクザ、殺人犯、老女まで。一見つながりのないこれらのお話。でも実は・・・これは最後まで読んでのお楽しみ。なお、おなじみの「他の作品のキャラ」とのオーバーラップももちろんあります。伊坂ファンにとってはうれしい限りです。 死という重いテーマの作品でありながら、エンターテイメントとして十分に楽しめます。全部の章を読み終えたとき、あなたのこころは爽やかに晴れ渡っていることでしょう。
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
構成がよかった,
By 加持啓介 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 死神の精度 (単行本(ソフトカバー))
伊坂幸太郎独特の良く言えば瀟洒、悪く言えば鼻につく台詞回し。それが人間ではなく死神から発せられる設定になっているので今まで以上に違和感無く読めた。最後まで読み終わったとき(その最後の数ページで)、物語が一気に大きく広がり深みを持つ。構成が素晴らしい。連作短編として大成功を収めている作品。ひとつひとつの話が短いおかげで読みやすいし、あまり読書をしないひとにもオススメ。
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
死もまた、軽やかな,
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レビュー対象商品: 死神の精度 (単行本(ソフトカバー))
直木賞受賞候補作品伊坂 幸太郎によれば死という普遍的な、 そして重いテーマであっても軽やかな印象を与えられてしまう。 キチンと仕事をまじめにこなす、雨男な死神。 という存在も想像するには難しいはずなのだが、 テーマである「死」と共にハッキリとした形を持って描ききられている。 案山子といい、死神といい、 設定の突飛さをなぜか自然に受け入れさせてしまう、 世界観の構成力、ストーリー展開はさすが。 僕たちの命は平等ではない。 それは死神のような存在によって判別されているのかもしれない。 でもこの本のように、ある意味で人間らしい死神に判断されるのならば、 それも悪くないんじゃないかなと、思ってしまうのはこの本の世界の魅力に惑わされているからか?
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