キョウの妹分・ココロの登場でますます騒がしい主人公・恭也の日常は、偶然居合わせたバスジャック事件によりひとつの転機を迎えていた。死神の本分をまざまざと見せられ、動揺を隠せない恭也とキョウの関係が再びギクシャクしだす中、黒峰命(ミコト)が失跡、さらにココロが不穏な行動をとる。
無期延期だった「死神のキョウ」復帰作。
かなりお待たせの作品です。なので、2巻までの内容がうろ覚えで、読んでいて今ひとつピンとこないことが多く、少々読みづらかったことは事実です。
偶然居合わせた「バスジャック」で、その克己の命を奪った死神・ミコト(黒峰命)が犯人の命を狩りに来るところを目撃してしまい、克己のことを思いだして動揺する恭也と鏡(キョウ)。3巻目の物語はここからスタートします。
キョウの名前の「秘密」、キョウとキョウの妹分・ココロの本当の関係、「研修」と言われていたココロの本当のミッションなど、これまでの伏線がココロの「狂気」とキョウの「覚悟」、恭也の「覚醒(?)」とともに明かされていきます。
中でも、ココロのキョウへの思いとキョウのココロへの思いがすれ違っていく様が痛いですね。
コメディパートでは、キョウのツンデレにデレ要素が増えてきて、恭也との関係がいい感じになってきていますし、周囲の人たち(BLがらみが多いのは何故?)もなかなか味があります。ただ、全体的な鬱展開の中では私的には今ひとつノリが楽しめませんでした。
まあとにかく、無期延期した上にショボい作品を読まされたのではたまったものではありませんが、そんなことはなく、なかなか面白いものを読ませていただきました。
恭也の「覚醒(?)」とともに最後の方に新たな伏線が張られたようですし、次巻に期待します。