待ってました♪『死化粧師』第6巻です。今巻もエンバーミングを中心とした切なくも優しいエピソードが詰まってます。
心十郎とアズキちゃんも今回は少しだけ進展有り? 新しい女性キャラも登場し、また人間関係に変化が生じそうですね。
私が好きな話は【31話】です。前巻で登場した監察医の羽尾さんが再登場。心十郎は羽尾さんの依頼で犯罪被害者の遺体をエンバーミングする事に。
ただでさえ損傷の激しい犯罪被害者の遺体。その遺体を監察医は死因を特定するために更に解剖しなくはならない。
羽尾さんの監察医としての心情と心十郎への感謝の言葉に心が温かくなりました。羽尾さんは本当に優しい人ですね。
一方でアズキちゃんの心十郎への切ない想いも描かれてます。本書のあらすじ紹介にもあるように心十郎がアズキちゃんに告白するのですが…。
いくら不器用だからって、そのシチュエーションでコクりますかね? ドキドキする場面なのに、ちょっと笑ってしまいました。
読んでて切なかったのは【34話】と【36話】。【34話】は心十郎が遺族の依頼で整形美人の女性の遺体を整形前に戻す話。
【36話】は第1巻で亡くなったプリマの婚約者のその後を描いています。
故人はエンバーミングされる事を本当に望んでいただろうか? 故人のために良かれと思ってやった事は本当は遺族のエゴではないのか?
どちらの話もエンバーミングに対する是非を問うてて考えさせられました。
巻末の「リアル死化粧師」は、日本のエンバーミング学校レポートでこれまた興味深い内容です。