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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生者と死者の間で,
By 水蓮 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 死化粧師 1 (Feelコミックス) (コミック)
主人公の間宮心十郎は女たらしだが腕のいいエンバーマー。彼のもとには様々な死因で亡くなった遺体が運ばれてくる。 心十郎の手によって死者は生前の輝きを取り戻し、遺族のもとへ帰っていく。 その美しく安らかな死に顔は遺族の悲しみをも浄化する―。 エンバーミング(遺体衛生保全)という日本では耳慣れない職業を題材にした異色の作品です。 生と死をテーマにした一つ一つのストーリーが心に染みます。 絵も美しい。独特な描線、登場人物の台詞やファッションも素敵です。 心十郎がカッコいいです。一見クールでいい加減な男に見えますが、実は努力家で結構純情だったり。 ナンパなくせに本気の恋愛には不器用で、アズキちゃんといる時の彼は好きな女の子を苛める小学生男児のよう。 そんな心十郎に振り回されつつ世話を焼くアズキちゃんは心優しい可愛い女の子です。 二人の恋の行く末や如何に―? この巻では、事故でひどい傷を負って亡くなったプリマ・ドンナと残された婚約者のお話が泣けました。 全巻お薦めですが、個人的にはこの1巻と心十郎がエンバーマーになるまでを描いた3巻がお気に入りです。
40 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
死者と遺族に安らかな時間を与える男,
By
レビュー対象商品: 死化粧師 1 (Feelコミックス) (コミック)
「エンバーミング」という聞き慣れない言葉。遺体に処理を施し生前の姿に近く戻し、遺族との最後の安らかな時間をもたらす術。術者の名前は間宮心十郎、女が放っておかないいい男。収録されている5話中4話、心十郎によって救われた遺族が描かれる。特に結核を幼い息子に感染させまいとして息子の見舞いを拒み死んでいった企業戦士と家族が過ごす、死に別れながらもしかしようやく訪れた安らかな時間には目頭がツンとした。 そして「エンバーミング」を啓蒙する日本で初めての本かもしれない。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
慰め,
By 夢見る夢子 (地球) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 死化粧師 1 (Feelコミックス) (コミック)
説明文を読み興味を持ちこの人の漫画を初めて読みました。パッと見開いたときの絵の第一印象は正直余り好感を持ちませんでした。 線は何処までも大胆で太く、黒髪はベタ塗り。 何か違和感があると思ったら、トーンを最低限しか使っていない印象。(それは好印象でしたが) 漫画を読んでいるというより「アート」を見ている感覚がして 「あー・・・ちょっと失敗したかなぁ・・・」と思いましたが内容はちゃんとしたものでした。 一話目ですでにうるうるきてしまいました。 誰もが美しい姿のまま死ねるわけじゃない。 醜くなってしまった愛する人の姿を見る肉親や恋人の心を「エンバーマー」が癒してくれます。 読んでいくうちに絵のほうも気にならなくなりました。 こういった「アート」的な漫画も内容さえ伴っているならいいかなぁと思います。
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