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死刑囚 最後の晩餐
 
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死刑囚 最後の晩餐 [単行本]

タイ トレッドウェル , ミッシェル バーノン , Ty Treadwell , Michelle Vernon , 宇佐 和通
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

この世の終わりに人は何を食べたがるのか。死刑囚が最後にリクエストした食事のメニューと彼らの犯した凶悪事件に因果関係はあるのか。

内容(「MARC」データベースより)

アメリカには死刑執行直前の囚人が食べたいものをリクエストできる権利がある。極限の精神状態において、死刑囚たちは最後の食事にいったい何を望んだのか。彼らの最後の食事のメニューを詳細に調査した興味深い一冊。

登録情報

  • 単行本: 205ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2003/07)
  • ISBN-10: 4480863486
  • ISBN-13: 978-4480863485
  • 発売日: 2003/07
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 22,032位 (本のベストセラーを見る)
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By カスタマー
形式:単行本
こんな質問は、今まで飽きるほど繰り返され、その度に頭をひねってはみるものの、「うーん、ハンバーガーかな」などと軽く笑って終わらせていたものではないでしょうか。ところが、この世には、本当に自分の「最後の晩餐」を選ばされる人々がいる。それが、アメリカの死刑囚たちです。

伝統的に、アメリカの死刑囚たちは、最後の晩餐のメニューを(州によって違いはあるものの)リクエストできるのだそうです。最後の最後に、死刑になるほどの罪を犯した人々の食べるものは何なのか。中にはベジタリアンもいれば、食事を拒否した人もいます。なぜか食事の写真は使われず、太いデッサンぽい絵でメニューが描かれているのですが、それが一層、想像力をかきたてる効果をもたらしています。

アメリカ人の食生活が垣間見えるのも面白いです。テキサスでは、メニューの少なさも関係しているものの、一番多くリクエストされるものはチーズバーガーだとか。他にも、コーラとセブン・アップを頼む奴もいるし、日本人の私としては、アイスクリームを希望する人が多いのに驚きました。そこから、死刑囚の姿が垣間見えているのか。死刑直前にたくさん食べられるのか。これから死を迎えると確実に分かっている状態で食べる食事は、どんな味だろうか。空想は尽きません。最後に、参考として日本の刑務所の食事についても述べられています。

全体を通して、食事と犯罪の関係を考察したり、殺人犯への憤りを見せるというよりは、「覗き見」といった雰囲気が漂う本です。読んだあと、自分の「最後の晩餐」のメニューを本気で考えてしまうこと必至です。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 アメリカの多くの州では死刑執行直前の食事を受刑者がリクエスト出来る慣わしがあるらしい。この本は60余名の受刑者の罪状、事件のエピソードと共に彼らの最後の晩餐のメニューをイラスト入りで紹介している。罪状とメニューに因果関係はあるのか(つまり、こんなもん好きだと犯罪者になりやすい?みたいな)、あるいは自分がもし最後の晩餐をリクエストする立場なら何をオーダーするかなど、頁を繰りながら色々と考えてしまう。それにしてもコーラ、ハンバーガー、フライドポテト、ステーキ、ポークチョップなんてものの頻度が高い。こんなもん最後に喰いたいか?って思うけど、アメリカだもんなぁ。お国柄だよなぁ。
 「食べるために生きるのか、生きるために食べるのか」って命題を思い出しちゃったりもする。
 そう言えば、古今亭志ん朝はうなぎが大の好物だったけど若い頃に不運が続いて願掛けでうなぎ絶ちして、以来、死ぬまで40年間、うなぎを口にしなかったってエピソードがあった。最後に食べたいと思ってたものをほんとに食べて死んでいく人なんて、実はアメリカの死刑囚くらいなのかもしれない。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヤマボー トップ500レビュアー
形式:単行本
「無人島に何を持って行くか?」「死ぬまえに何が食べたいか?」こんなテーマで座が盛り上がったことが誰しもあるだろう。たぶん無人島には行かないし、死期が迫ってみないことには何が食べたいかと問われても現実味がない。だからこそこの話題は楽しいのではないだろうか。しかし本書に取り上げられた死刑囚の場合、問題は切実である。文字通り最後の晩餐だからだ。

アメリカの38州では現在も死刑制度がある。そして執行前の最後の食事は死刑囚の望みがかなえられる。近年死刑に処せられた人々が、なにをどれくらい食べたかがイラスト入りで紹介されている。メニューを見るといかにもアメリカ的だ。チーズバーガーにフライドポテト、コーラにアイスクリーム・・。なんとなく寂しい気がしてくる。アメリカの食文化が図らずも見えてくる。罪を悔いていた者も、最後まで謝罪の言葉ひとつこぼさずふてくされたままだった者も、食べたいものを食べたいだけ食べて死んだ。その旺盛な食欲には驚くばかりだ。エビ2キロなんていうメニューもある。

死刑に処せられるような凶悪犯たちは、果たして家族で暖かい食卓を囲み、母親の手料理に舌鼓を打ったことがあったのだろうか??いわゆる「キレる」要因に食事が関係しているという説もあるから、彼らのメニューを見ていると切なくなってくるようだ。巻末に日本の刑務所内でのある年の正月三が日のメニューが載っているが、慎ましくとも季節と行事を食事にうまく取りいれ、いかにも日本らしい。アメリカの死刑囚たちがオーダーしたメニューを見て、なんとなく虚しくなって気分が少しだけ晴れた。
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