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死刑はこうして執行される (講談社文庫)
 
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死刑はこうして執行される (講談社文庫) [文庫]

村野 薫
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

日本国民の大半は存置に賛成。でも実態は…アメリカと並んで世界の趨勢にさからう死刑大国ニッポン。そのシステムは法務官僚に一手に握られたブラックボックスである。判決から執行に至る過程を詳細に追跡

内容(「BOOK」データベースより)

いま、日本では「国民世論」を背景に死刑判決が急増している。「遺族の感情」と「冤罪の可能性」とがせめぎあうなか、かたくなに死刑制度を維持しようとする法務当局の姿勢は何を意味するのか。個々の犯罪事例を収監から絞首刑までの具体的なプロセスにメスを入れ、議論のベースを提供する。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/1/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062753049
  • ISBN-13: 978-4062753043
  • 発売日: 2006/1/13
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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67 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
タイトル通り、まさに日本の死刑とはどんなものか、

死刑囚たちは何を思い、「その日」を待つのか、

そして、死刑とはどのように執行されているのかがストレートに書かれており、

非常に興味深い一冊でした。

現在の日本でも、死刑廃止、続行・・・それぞれの価値観により、色々な意見があります。

個人的には、死刑とはやはり罪の償いのひとつの選択肢であるとは思います。

ですが、死刑を執行するのも同じ人間であるというのは、

何とも心苦しい現実であり、

死刑を実際に執行し、また、その「後始末」をする人間の立場というのも、

仕事とはいえど、なかなか酷なものであると感じました。

そのあたりのジレンマなども、この本では少し触れられています。

ある日「今日死刑執行です」と言われ、一生を終える・・・・・

勿論死刑囚なので、それが当然とはいえど、とても残酷な現実です。

それなら、執行されるまで何年も、生きた屍状態で拘留しておくよりは、

死刑判決が出て三日後くらいに、即座に執行してしまったほうが、

死刑囚の心の負担も軽いと思いますし、

税金の無駄にもならないのでは?と思いますが。。。

死刑をすぐに執行しない理由のひとつに「冤罪の可能性」というのがありますが、

死刑判決までに年数を費やして何度か裁判も行われているのに、冤罪などあるのかは疑問です。

現在、死刑確定から執行までに平均五年、というのは、非常に長いと思います。

今も「その日」を待つ死刑囚は、塀の中から明日の光に怯えながら生きているのです。

そして明日にでも、もしかしたら突然の宣告を受ける死刑囚はいるのかもしれません・・・・・。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
始めに読んだ時、こんなに詳しく書いて果たして大丈夫なのだろうかと強く感じてしまいました。普通はまず知ることの無い世界ですが、看守だった筆者の知り得た様々な視点による情報は非常に勉強になりました。且つ、罪の重さ、命の尊さ、人と人の関わり、人間本来の持つ可能性と心の輝きなど、いろんな観点から見ても興味深かったと言えます。たとえ凶悪無知な死刑囚としても、少しでも全うな人間としてきちんと罪を償って欲しい、という筆者の心情がよく伝わりました。死刑制度につきましては賛否両論あると思いますが、真実をそのまま伝えてくれる内容は一つの貴重な知識ではないかと感じています。他のレビューで批判的なものがありましたが、この方は本当にこの本をきちんと読んだのでしょうか。たまたまタイトルだけをこのサイトで見て、内容を読まずに自分の主義を強要しているだけにしか見えませんでした。人の手で命の失われる現場のドキュメンタリーですよ。ちゃんと最後まで読んで下さい。被害者遺族の怒りと嘆き、死刑囚にもある命、常に死を扱わなければならない看守側の苦悩と悲しみ。具体的な実例からみれるのは簡単にはいかない死刑制度への見方でした。死刑制度が存続か廃止を決めるのは、この国のひとりひとりだということを、改めて深く考えさせられました。
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31 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本の一番の要点は、死刑制度が官僚の手によって必死に守られているという事実です。

「執行しなければなくなってしまう」
「法務大臣に何としてでもサインしてもらう」

その流れの中で、死刑がいかに行われていくかを辿っていく著作です。

途中、日本の死刑制度が持っている他の問題点も指摘しています(死刑囚への人権意識の低い対応、被害者への告知なし、恩赦の形骸化など)。
日本の死刑制度は問題が多すぎることを教えてくれます。

筆者は示していませんが、打開の鍵は「裁判員制度」にあるのでしょう。
死刑に賛成であっても反対であっても、読むことをおすすめします。
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