感情を交えず論理的に話を進める、という割にはその論理には穴が多い。「頭が弱い」という言葉が本文中多数書かれているけど、著者も相当「頭が弱い」方に思えた。
他者の意見に聞く耳を持たな過ぎる感と、何でもかんでも自分の論に都合よく解釈する感があった。この本の内容を鵜呑みにするのは危険。
とは言え、一部良い事を主張しているのも確か。他の死刑存続論者の本と死刑廃止論者の本も合わせて読むといいかも知れない。
「本当にこの意見は正しいか」と反証しながら。
自分は死刑推進論者でも廃止論者でもないが、随分考えさせられた。
ちなみに合わせるのにお勧めなのは
さよなら-死刑で被害者は救われるのか 名古屋保険金殺人事件
[著者]原美由紀/著 [出版社]新風舎
死刑のすべて 元刑務官が明かす
[著者]坂本敏夫/著 [出版社]文芸春秋