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死刑のある国ニッポン
 
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死刑のある国ニッポン [単行本(ソフトカバー)]

森 達也 , 藤井 誠二
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

1995年のオウム事件以降、顕著になった“不安社会”。
その流れの中に、厳罰化を求めるいまの風潮があると位置づけ、死刑制度は「廃止すべき」と考える森達也さんと、犯罪被害者やその家族への緻密な取材活動を通じて、「存続すべき」とする藤井誠二さん。
その是非については正反対の立場の2人が「死刑」について語り尽くした対談本!

内容(「BOOK」データベースより)

裁判員制度が始まった―あなたは人を、死刑にできるか。真っ向から対立する存置派・藤井誠二と廃止派・森達也が、煩悶のなかで真摯に言葉をぶつけ合った緊迫の対話。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 420ページ
  • 出版社: 金曜日 (2009/8/4)
  • ISBN-10: 4906605575
  • ISBN-13: 978-4906605576
  • 発売日: 2009/8/4
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 読みながら、こんな人たちに読んでもらいたいと思いました。
○「大切な家族の命を奪われた被害者遺族の究極の目的は加害者の死刑である」
○「増加する凶悪犯罪から社会を守るためにも死刑は是非とも必要である(必要悪である)」
○「冤罪の可能性があるから死刑は廃止すべきである」
○「国連も死刑廃止を日本に勧告しているし、また、死刑廃止が国際社会の趨勢なのだから死刑は廃止すべきだ」
○「出版社があの『週間金曜日』だから、きっと『サヨク』的な本に違いない」

 (「中立」ではなく)第三者の視点から制度として、たとえ「凶悪犯」の命であっても、今この世にある「この命」を救いたいと死刑廃止を主張する森達也氏。他方、100人以上被害者遺族を取材した経験から、被害者遺族の想いをできるだけストレートに伝えることが自分の使命だとする藤井誠二氏。
 死刑制度については、(不遜にも)自分もある程度は勉強してきたつもりでしたが、お二人とも存置と廃止双方の論拠を本当に深く勉強されているなと感じました。仮に、存置論者の藤井さんが廃止論者の立場で議論をしたとしても、いい加減な死刑存置論者など簡単に論破されてしまうでしょう。

 「人は憎しみを克服して赦すことができる」とか、「遺された家族の気持ちを考えろ!」などという善意からだとしても安易な言葉が、いかに遺族の気持ちを傷付けているかを知りました。都合良く、かつ、分かりやすく編集されまくったワイドショーを見たくらいで理解できるほど、被害者遺族の苦しみは生易しいものではない。

 色んな論点で意見が食い違うお二人ですが、共通点もあります。「可哀想な被害者」vs.「許しがたい被告人・悪人を守る弁護団」という、分かりやすい構図を作り上げ、イメージに合わない映像や発言は報道しないマス・メディアと(第6章)、冤罪を反省しようとしない警察・検察・裁判官の責任(第7章)については、どちらが語っているのか分からなくなってしまうほど意見が一致します(本文でも触れられているけれど、医療ミスで業務上過失致死罪で起訴された医師と、都合の悪い証拠に目をつぶり冤罪をでっち上げ、無実の人間を刑務所に入れた警察・検察官の過失の度合いを比べてみれば、どちらが強い非難に値するかは一目瞭然だと思う)。

 たとえ本書を読む前と読んだ後とで死刑制度に対する読者の結論が変わらなかったとしても、読んで損はない。「サヨク」「ウヨク」とかレッテルを貼って思考停止せず、また、死刑存置論と廃止論、全否定や全肯定に陥ることなく、それぞれ立場のどこが正しく、どこが間違っているのか、それらを考えることがより大事なのですから。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
葛藤。。 2010/11/14
By driven 殿堂入りレビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
森さんの「死刑」を読んだ後だと対論の相手方・藤井氏の「旗色の悪さ」ばかりが目立つような感じだけれど
途中からはもう堂々巡り。・・と言うかこの「堂々巡り」感こそがこの問題の難しさ・「情緒」を排除することの
難しさを象徴しているように思います。

やはり裁判員制度の導入は拙速だった・・・と本書を読んで感じるのはわたしだけではないでしょう。

重い重いテーマなのに堂々巡り感から途中からは猛スピードでページが進み、そしてまた考えさせられました。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
罪の重さ 2009/9/28
形式:単行本(ソフトカバー)
読む前は、冤罪の可能性とか、国家に人を殺す権利はないぐらいしか死刑存廃をめぐる論点は知りませんでした。
でも、2人の議論は被害者のこと、事件を扱うメディアのこと、裁判官や検察官のことなど、
どこまでも広がって、死刑存廃の議論がこれほど深い問題とつながっていることに圧倒されました。
何より怖いと思ったのは、検察官たちの話です。
「死刑をとった」と手柄のように言い合う人々がいることに衝撃を受けました。
議論としては、死刑廃止派の森さんのほうが一段上で、
死刑存置派の藤井さんの主張はほとんど論破されているのですが、
不思議なことに、それを読みつつも、自分自身は死刑廃止に傾かないのです。
「でも…」と思っている自分がどこかにいます。
その本質が何なのかは今もってわかりません。
この本によって「罪の重さ」について考えさせられるようになりました。
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最近のカスタマーレビュー
無駄なページは1ページもない
私は死刑問題には関心の強い人間で、この本を手にするより前にすでに死刑存廃・冤罪問題・犯罪被害者保護問題などに関する本は30冊ぐらい読んでいた。が、この本はとりわけ... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: Akemi
人は人を殺してはいけない
死刑制度存置論者も廃止論者も人により意見はさまざまであろうが、それぞれの立場を明言している両者がいろいろな視点から意見を交わしており、自分の考えを確認する上でたい... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: westsidestory
今だに死刑がある国ニッポン
死刑であれ他の刑罰であれ法治国家なのだからその制度如何は主権者である我々の手の内にあるということは本書を手にした読者なら誰もが認識していることだろう(そう思いたい... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: sonojordan
カバーデザイン
カバーデザインをもう少し考えて欲しい。

カバーデザインがきついので、すぐにはずしたら... 続きを読む
投稿日: 2010/3/27 投稿者: po
死刑廃止論者の嘘つき
森達也氏を含め死刑廃止論者は「死刑には犯罪抑止効果がない」などとよく主張するが、何を根拠にそう言い切っているのだろうか。たとえば死刑反対活動で有名なアムネスティが... 続きを読む
投稿日: 2010/2/9 投稿者: LEGO
論理的議論を経た後に読む、哲学的に死刑を模索する本。
 死刑を考える上で本書を1冊目に選んだ読者は、本書を読む前にせめて森の『死刑』だけでも読み、先ず論理面から死刑について考えた後本書にかかるべきだ。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/18 投稿者: ぽるじはど
全力でぶつかり合って、だけども下品な否定のし合いにはならず、合意には全然至らないが、しかし意義を感じられる熱い対談本
藤井氏の事は昔の管理教育批判や子供の人権といったものに熱心だった頃からとても頼もしくリベラルな人だと思い馴染んでいた。彼は昔もっと分かりやすい左派系の人で死刑にも... 続きを読む
投稿日: 2009/9/27 投稿者: Moral Minority
賛成も反対も、死刑を語るなら読まねばならない
冒頭に藤井が書くように、議論としては森のほうが説得力があるだろう。そもそも僕は森のファンで彼の語る死刑廃止論には、単なる論理以上の迫力を感じているから、なおさらそ... 続きを読む
投稿日: 2009/9/20 投稿者: カッタルコフスキー
大事な問題を取り扱う作法
... 続きを読む
投稿日: 2009/8/27 投稿者: テポどん
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