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死んでいる (白水uブックス―海外小説の誘惑)
 
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死んでいる (白水uブックス―海外小説の誘惑) [単行本]

ジム クレイス , Jim Crace , 渡辺 佐智江
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 998 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「死の本質に近いものをこの小説はとらえ得たのではないか」(川上弘美、『朝日新聞』書評)動物学者の夫婦が砂丘で撲殺された。死体に生き物が群がり、肉を貪る……。全米批評家協会賞受賞の問題作!

内容(「BOOK」データベースより)

動物学者の夫婦が砂丘で撲殺された。夫の手はかろうじて妻の脚に触れていたが…二人の死体には海辺の生き物が群がり、肉を貪る…。無慈悲な死と冷徹な自然に、二人の愛も最期を迎えるのか?全米批評家協会賞受賞作品、『ニューヨーク・タイムズ』年間最優秀作品。

登録情報

  • 単行本: 258ページ
  • 出版社: 白水社 (2004/07)
  • ISBN-10: 4560071489
  • ISBN-13: 978-4560071489
  • 発売日: 2004/07
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 679,869位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
死の向こうには、何が待っているだろうか。
そんな問いを、無心論者の著者が問いかけてくる。

この物語はちょっと変わっている。
主人公ははじめから死んでいて、しかも殺されているのに、犯人探しとか、残された家族の悲しみとか、ありきたりな方向へちっとも進んでいかない。
死体は一週間近く放置され、自然の掟のままに食われて腐敗していく。
なかなかシュールな描写なので、食事中には読まない方がおすすめ。(死体はおうおうにして食べ物にたとえられる)

それでも、絶望感はあまりない。
むしろ、「天国」ではない、死に対する救いを模索している作品。
「死」をモチーフにした作品でも(しかも外国作品)、宗教に触れない作品はあまりなくてめずらしいので、気になる人はどうぞ。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
すごくタフ、かつヘビーな小説だが、それを乗り越えると静かな、だけど深い喜びが待っている。
本読みとしていうと、特にすごいのは身体関連の描写。痛みや快感がよびおこされる。ヒリヒリくる。この人はちょっと追いかけたい。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本|Amazonが確認した購入
完全な無神論者による「死」の作品。けして死を粗末に扱っているわけではなく、「神」や「宗教」とは隔たった死を見つめた作品だ。アメリカなどはキリスト教右派がかなり強い土壌なので、全米販売時にはかなりそのテーマ自体に批判があるだろう。著者はイギリス人だが本作で全米批評家賞を受賞しており、その意味でも期待していた。だが、書き方、特に文章に難がある。なるほど、冒頭の動物学者二人の死体が生物に喰われていく過程や殺人のシーンにはそれなりの生々しさがあり、引きつけられる。だが作品全体を通した、比較的短いセンテンスの文章や、体言止め、観念的な解釈がちりばめられ、残念ながら完成度が高いとは言えない。そして作品全体の文章に、前述した短さによってダイナミズムがなく、素直に面白い小説、とは言えない。観念的な挿入などは、日本でもまだ未熟な若い作家などにみられる自己表現衝動の傾向で、こういった点をもモチーフに縫合し、初めて小説としての完成に至る。〜死や死体の描写にもその虚無感をあぶりだしたいなら、もっと--いい意味で--生々しくグロテスクに描いた方が本作の迫力は倍以上のものになった、というのが率直な感想だ。
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