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死を忘れた日本人
 
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死を忘れた日本人 [単行本(ソフトカバー)]

中川恵一
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

* * * * * * * * * ** * * * * * * * * * * * *
がん専門医が、
2 万人の治療に関わって考えたこと
伝統も宗教も失って、
無力に死に直面する日本人に、救いはあるか?
* * * * * * * * * ** * * * * * * * * * * * *

ベストセラー『がんのひみつ』(2008 年1 月小社刊、累計20 万部)の著者が、「死を忘れた日本人」に向けて放つ第二弾。2 人に1 人ががんになり、3 人に1 人ががんで亡くなる「世界一のがん大国、日本」。はたしてどれだけの人が、自らの末期(死)に思いをはせているでしょうか。
病院死がほぼ100%となり、核家族化が進行した結果、家族の老いや衰弱を見守り、最期を看取る習慣もなくなりました。死が視野に入らないのです。「死を忘れた」奇っ怪な環境に生きるのが私たち日本人と言えそうです。その意味で、日本人は、宗教も伝統も失った現代世界の「死の恐怖のフロントランナー」なのです。
著者は、がん専門医としての25 年の経験に立って、日本人に現代の「メメント・モリ」を呼びかけます。死を忘れ、死に無防備なままで、いざというときに、自らの死を受容できるでしょうか、と問いかけるのです。人気の「ピンピンコロリ」は望んでも得られません。かつての結核のように、「ゆるやかで、期限付きの死」が多くの人を待ち受けているからです。ある日突然、死の恐怖に直面し、うちひしがれながら初めて自らの死を思い、途方に暮れるのではなく、いまから「死の予習」をしておこう、という提言なのです。諺にもあるとおり、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ですから。

内容(「BOOK」データベースより)

伝統も宗教も失って、無力に死に直面する日本人に救いはあるか。どこに「死に支え」を求めるか、がん専門医が、2万人の治療に関わって考えたこと。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 260ページ
  • 出版社: 朝日出版社 (2010/5/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4255005265
  • ISBN-13: 978-4255005263
  • 発売日: 2010/5/15
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
最近久々に、なるほど・・・と感心した本です。

死という、とらえるのがとても難しいテーマを、
これだけ無駄な力を抜いて、けれどあますところなく書いている本を、
私はほかに見たことがありません。

見えないから不安になり、怖くなるものを、しっかりと見る事によって
その人の景色は変わるんだというのが、作者の思いだと感じました。

はげますでもなく、諭すでも、説くでもない自然さで、
読む人がゆったりと、でもしっかりと生と死について考えられる本だと思います。

ものすごく多角的な語り口で、よく一人の人間がこの視点を持てるなあと
感心しましたが、ネタバレになるといけないので具体的内容には触れません。

私は、お薦めします。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
「死」というのは大事なことだけれど、これまで、ちゃんと考えるような機会はありませんでした。
この一冊を読んで、初めて、「死」について、じっくりゆっくり正面から考える時間を持てました。
生物としての死、自分の死、大事な人の死。様々な角度から照らしていくことで、バラバラに見えていたものがつながっていく。
死んだあとはどうでもいいや、いつどこで死んでも…なんて思っていましたが、もうちょっと大事にしようかな、と自然と感じられました。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
祖父や祖母が亡くなっても、死はどこかまだ遠くにあると思っていたが、
同い年の友人が亡くなったりすると、突然、死は身近にあるように
感じる。この本を読んで、同じようなことを思った。

著者はがんの放射線治療の専門医ながら、宇宙から細胞レベルまで、
死についての考察は総括的で、自分がいかに死について無知であったか
を思い知らされた。

なかでも、本書に「間奏」として挿入されている、仮想闘病記は、
死を前にした将来の自分が予言されているようで、リアルな
死の予習となった。

死についての本は、「死を考えることで今をより良く生きる」という、
人生「哲学」的な教説が嫌でこれまで敬遠していたが、この本の態度
はあくまで冷静・冷徹でその筆致が逆にすがすがしく、
日々のささやかな励ましとなった。
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