登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
スカダー、スペンサー化?,
By
レビュー対象商品: 死への祈り (単行本)
久し振りにスカダーをハードカバーで読む。禁酒を続けているスカダーの主な活動場所がバーからリンカーン・センターのクラシック・コンサートの会場に変わっていたり、助言者や彼の元・妻が亡くなっていたり、ひとり暮らしをしていたホテルがTJのねぐらになっていたり…もちろんそれらの伏線は以前の作品から張られていたものだ。文句を言う筋合いはない。でもやはり違和感がある。プロットは例によってそれほど凝っていない。今まではそんなプロットなどなくても構わないほどの、圧倒的な存在感がスカダーにはあった。また、飲めなくてもスカダーがNYのうらぶれた酒場を彷徨う臨場感ー今回はさながらそれを感じることはできなかった。主人公に存在感がなく、プロットもそれほどではない、さらに悲劇的なのは犯人に「魅力」が全くないー面白いはずはない。 その犯人が「自分の視線」で語る数章がある。あとがきで田口氏も言及しているが、スカダーの一人称で続いてきたこのシリーズに、それはとてつもない違和感を与えている。エレインがもう少し理屈っぽくなり、ミック・バルーがもう少し腕力にモノをいわせるようになると、これはもうスペンサーだ。「餅は餅屋」にしておいてね、お願いだから。
5つ星のうち 5.0
静謐なタッチに漂う”死”,
By まこと (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 死への祈り (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション) (文庫)
もはやミステリーの範疇には収まらない作品。主役が探偵(免許はないが)だというだけだ。この作品では、ブロックは犯人探しにそれほど興味を持っていないと思われる。実際、犯人へは意外なほど簡単にたどり着いてしまう(捕まえられないけど)。ブロックの主眼は、被害者の娘、元の妻を失ったスカダーなど家族・身近な人を突然失った人たちの戸惑い、混乱を描くのに置かれている。静謐なタッチのなかで淡々と進む全編に漂う“死”に深く考えさせられる。近作では『死者との誓い』に次ぐ傑作といってもいいだろう。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|