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死の影の谷間 (海外ミステリーBOX)
 
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死の影の谷間 (海外ミステリーBOX) [単行本]

ロバート・C. オブライエン , Robert C. O’Brien , 越智 道雄
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

放射能汚染をまぬかれた谷間で、たったひとり生き残ったアン。そこにやってきた見知らぬ男の正体は?―少女の目を通して、核戦争後の恐怖を描く傑作ミステリー。待望の改訳新版!1976年エドガー・アラン・ポー賞受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

オブライエン,ロバート・C.
1918年、ニューヨーク州ブルックリン生まれの作家。本名ロバート・レズリー・コンリー。1973年に55歳の若さで亡くなる。邦訳作品に『死の影の谷間』(1976年エドガー・アラン・ポー賞受賞・評論社)のほか、『フリスビーおばさんとニムの家ねずみ』(ニューベリー賞受賞・冨山房)がある

越智/道雄
翻訳家。明治大学名誉教授。1936年愛媛県今治市生まれ。広島大学文学部英文科でジョイスを研究、同大学大学院文学研究科博士課程でディケンズ、サッカリー、フォークナーを研究。1983年『かわいそうな私の国』(サイマル出版)で日本翻訳家協会出版文化賞、1987年『遠い日の歌が聞こえる』(冨山房)で産経児童文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 325ページ
  • 出版社: 評論社 (2010/02)
  • ISBN-10: 4566024237
  • ISBN-13: 978-4566024236
  • 発売日: 2010/02
  • 商品パッケージの寸法: 18.6 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 699,055位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 死の荒野のはてにはきっと‥ 2010/6/30
形式:単行本
核戦争による放射能汚染で死の世界になった地上。奇跡的に清浄な環境が保たれた『谷』にたった一人生き残った少女アンの前に、ある日一人の男が辿り着く。二人とも、この『谷』をエデンの園に、互いをアダムとイブになぞらえた。だがこのアダムとイブの価値観はやがて食い違い、すれ違い、埋めることのできない溝を生んでいったらしい。
「『人』という文字は、互いを支え合う人間を表わしている」‥なんて、昔の学園ドラマの台詞を思い出した。人類にとって最大の脅威は、本当は核戦争ではなく、互いの存在を認め合い対等な関係を築くことができなくなることなのかもしれない。
苦悩の末、アンの選んだ道は過酷なものだけれど、きっとバッド・エンドでは終わらないだろう。そんな気がする。
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5つ星のうち 4.0 核の恐怖が心に忍び寄る一冊 2012/11/20
By wiseman72 トップ1000レビュアー
形式:単行本
エドガー・アラン・ポー賞受賞作品のSF児童文学。

16歳の少女アンは両親と二人の弟と共に谷間に暮らしていた。
ある時両親、そして二人の弟が外の様子を見に行き帰らなくなる。
実は外の世界では核が使われた恐ろしい争いがあり
その谷へ一人の男がやってくる。
こんな感じではじまるつかみが上手いSF作品です。

実は学生時代に読書感想文の指定図書として読んだ事があり
懐かしく感じる一冊です。

アンと男の駆け引きの行方もそうですが
核戦争による世界と人心の荒廃がいかなる形を生むのかという
重いテーマも内包しており恐怖が心に忍び寄る一冊でもあります。

プラスチック製の服という描写に当時は分厚いパワードスーツ
もどきを連想しましたが今では防護服のようなモノなのだと理解できる
現実に物悲しさを感じえません。

思春期の少年少女に是非とも読んでもらいたい一冊です。
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5つ星のうち 5.0 おのれが核戦争後に残ったら・・・ 2010/5/31
形式:単行本
谷間に住んでいたおかげでその災いから免れた家族であったが、父さんや母さん、それに二人の弟も外の世界を確かめるために出かけていった。もう少しで16になるアンだけが家の家畜の面倒をみたり、もしも他の人が来たときの用意のため家に残っていた。けれど父さんたちは戻らなかった。外は核戦争で破壊され放射能に汚染された死の世界だった。“谷間を囲む四方の山に登り、頂上からはるか遠くに目をこらしたけれど、木々は残らず枯れつくし、何ひとつ動いている気配はなかった。そんな世界にどうしてわたしが出ていけれるだろうか。”アンはこの世界に取り残されたただひとりの女の子なのだろうか。
なんとも恐ろしい物語の出だしだ。
ある日このクリークにむかってひとりの男の影が近づいてきた。彼はこのクリークに、アンに希望を持たらせにきたのだろうか、それとも・・・。
今から35年前に書かれて児童向読み物です。名作「渚にて」(1957年)を思い出すまでもなく、当時は今とは比べくもない以上に核戦争への恐れが世界に広がっていたので、児童書にもそんなテーマが表現されたことは想像に難くない。「渚にて」には核戦争後の災いから免れオーストラリアで死を待つ人々が描かれていましたが、この物語はアンの独白ですし、登場人物はただふたりだけです。それがためか、いやがうえにも親近感と緊迫感を漂わせています。
読後、訳者あとがきを読んで、いっそうこの書が現代に重要な問題を投げかけていることを思わずにいられなかった。
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