凶暴なけだものから平和的種族へと変貌を遂げたハルト人の謎を追って地下世界を探索するテラナーの活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第187巻。本巻の執筆者は、若手陣の好敵手クナイフェルとエーヴェルスです。ローダン一行は惑星ハルトに到着し、頑固な種族の長老ワクソ・カナと交渉を繰り返した末にようやく協力をとりつけた。
『死の地下迷宮』ハンス・クナイフェル著:二次制約者への対抗兵器−平和転換機を求めて、地下世界のハルト人を阻害する‘死のゾーン’へとテラナーは進出して行く。ローダンはボンティナー中佐に命じて探索コマンドを禁断の地下世界へと向わせたが・・・・。『セプルヴェダの力』H.G.エーヴェルス著:ローダンは二次制約者との戦争に備えて、マークス族から一万隻の艦船を徴発する計画を立てる。2405年にマークス族との間に調印された協定の、危機的状況での援助義務に則り全宇宙に波及する脅威の問題として協力を訴えるのだ。交渉役には異銀河外交政策アンドロメダ担当の国家大臣カントール・チアリーニが任命され、旗艦《ルビコン》でテラナーとマークスが共存する基地ルックアウト・ステーションへと向う。
後半でマークス族と争い続けるフローダーが暗躍し‘セプルヴェダ’というカニに似た生物を送り込む。それは無数に絡みあって謎の震動を起こしマークスの理性を奪ってしまうのだ。故松谷健二氏のあとがきは、相撲のお話です。大学一年の時に同じ下宿で元高校の相撲部だったというごつい奴と十番勝負をし三番勝って得意になりました。その20年後にいい歳をして酒席で乱れ相撲を取り勝ったのを記憶されています。もうひとつの思い出は小学5年生で級長相手にわざと負けた事で、その数日前に母親参観日に良い所を見せようとして失敗し泣き出した彼を見ていたのが理由ですが、今振り返るとその行為は間違いだったなと反省されています。