パンドラはオリュンポスからのプレゼントとして
ティタン族の生き残りエピメテウスに贈られました。
エピメテウスはアトラスとプロメテウスの弟です。
エピメテウスの屋敷には一つの壺が大切にしまわれていました。
…パンドラは好奇心を抑えられず、ある日こっそり壺の蓋を開けたのです。
パンドラが開けた壺には、あらゆる災厄が詰め込まれていたのです。
これらの災厄は蓋が開いた途端、一気に外へと飛び出し地上界へ飛散していきました。
夫に叱られると焦ったパンドラは、大あわてで蓋をしました。
壺の中にはたった一つ残っていただけだったのです。
それは希望でした。
…壺にたった一つしまい込まれたままだった希望は
そのおかげで飛散することなく確かな形として残ることができました。
そして、この確かな希望の力が人間の心を支えてくれているため
人間はどんな災厄に見舞われても希望を捨てず、
未来向かって生きていけるようになれたのです。