「旅には偏見や頑なさ、心の狭さなどを粉みじんに打ち砕く力がある。
そして、多くの人はまさにそれらを克服するために、
旅を必要としている」(マーク・トウェイン)。
東アフリカの大地溝帯に誕生したという霊長類の小さな集団が
崖の向こう側に広がるまだ見ぬ世界を知りたいと願い
眼前にそそり立つ壁を越えて北へ西へと歩み出す──
という“好奇心”をもし持ち合わせていなかったら、
人類は今のように世界中に存在することもなく
地球は平和だったかもしれない・・・笑。
全米250万部のベストセラー?
あの国の人びとがこれほど海外旅行好きとは知らなかった。
少しばかりタイトルはベタだが、
プライベートでも仕事上でも資料になると思い、ヨーロッパ編を購入した。
『死ぬまでに一度は行きたい世界の1000か所』の著者パトリシア・シュルツは
旅行家としても名高いトウェインの血筋に連なるという。
彼女もまた旅のライターとして世界中を巡り、
「Condé Nast Traveler」「Departures」「Harper's Bazaar」などに
寄稿しているらしい。
このヨーロッパ編の25か国420か所のほか、南北アメリカ編で361か所、
アジア・アフリカ編245か所が、データや周辺情報とともに紹介されている。
読むだけでも楽しめるが、それではもったいない。
かの“百名山”のように「死ぬまでには・・・」という目標にはなるかもしれない。