まず文体が独特だと感じました。
うまくは言えないのですが、くっきりというよりはぼんやりとした印象を受けました。
あくまで個人的にですが‥。
100%オレンジさんの絵も関係しているのかもしれません。
さて、ホスピスでの病死をメインに話は進んでいきます。
いろいろなケースが紹介してあります。
中学生だと、どうなんでしょう、リアルに感じるのかなぁ。
驚くのか読み飛ばすのか、どうにも想像ができません。
この本の中で一番心に残ったのは「湧く」という言葉でした。
命とは湧くってことで、死ぬのは湧かないってこと、との言葉が本文にあります。
そして、湧くことこそが本物で長く続くものだ、ともあります。
これには、なるほどなぁ、と思いました。
生きているということのはじめはそもそもが、意思によるものではなく湧いたものですよね。
生まれたい!と念じて生まれてきたわけでもないし、意思は発生してから芽生えるものですし。
自分の生も、自分の中に湧いてくる思いも、自分で選んだものではなく、何かしらないけど突然湧いたものなのではないでしょうか。
そしてある時はそれが自分で選んだ意思よりも長続きするのです。
そういうことをいろいろと考えることができました。
湧いていたものが湧かなくなるのはこわいことでしょうか?
湧かないことも自分の意思では選べませんよね。
命はとつぜん発生して、とつぜん消えます。
花はただ咲いています、人間はどうでしょう?
死ぬのは、こわい?