欧州にある小国オルリアへで起きている、ギャングや悪徳な政治家、所謂世間で「悪者」と呼ばれている者だけを狙った猟奇殺人事件。其れを解決して欲しいと組織から依頼された狗斗と恭子だが…
シリーズ第5巻は、今までに無く壮大なスケールで展開されると期待して読みましたが、いかんともしがたい物足りなさを感じてしまいました。
恭子は過去に犯した罪への呵責に悩みがらも、決して事実から逃げる事はせず今の自分へと向き合える様になりましたが、巻を増す事に段々とそういった部分への憂いが希薄になってきている気がします。今巻でも、そういった部分がぞんざいに扱われている(ぞんざいと表現するのは言い過ぎかもしれいませんが)気がしました。罪への呵責に苦悩して其れを乗り越えるという描写が、もう少し繊細かつ丁寧に書かれていたら感情移入出来たと思います。
ともあれ、今巻の引き際でハルと組織とのやり取りで、今後狗斗に対する処遇が下され、次巻では狗斗&恭子と組織の間で何か一波乱起きそうな予感…。
6巻に期待を込めて、★4つです。