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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
女独裁者につながれた家族の顛末,
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レビュー対象商品: 死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (文庫)
子供の時でも、現在でも、親の干渉を煩いと感じたことは無いだろうか。いつでも親というのは子供が何をするか知っていたいし、自分の望むように行動して欲しいと大なり小なりは思っているようだ。 しかし、この本に登場するボイントン夫人は、60代後半(この時代にはおばあさん)でありながら、結婚した息子・その嫁・娘二人・息子を自分の意に添うように行動させ、自分の家から外に出さない家庭内独裁者だった。 ポアロはある晩、宿泊先のホテルで「彼女を殺してしまわなくてはいけない」という不穏な言葉を耳にする。それを口にしたのはボイントン一家の次男だった……。 そして旅先で、ボイントン夫人は『心臓麻痺』を起こして死んだように見えるのだが……同行していた医師の注射器がなくなったことにより、ポアロはこれを殺人と見始めるのだが……。 最後に結末が2転3転し、思わず「え!?」と口に出してしまいました。犯人は意外なあの人。 それにしても、ボイントン一家のような成人した子供が親に管理され尽くしているというのは、ぞっとしないが、なんとなく見たことがあるようにも思える。時代の差を感じさせないテーマだった。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」本文冒頭から,
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レビュー対象商品: 死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (文庫)
なかなか起きない殺人事件。小説読んでるのですから、仕方ありません。 マダム・クリスティーの手法にもだいぶ慣れてきて、 さもありなん、の犯人でした。 物語を形づくるマダムの人間理解・認識、観察、描写はイイですね。 十分に楽しめました。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
オリエント急行殺人事件との違い,
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レビュー対象商品: 死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (文庫)
アガサクリスティお得意の中東もの。今回は、珍しくエルサレム。 エルサレムは行ったことがあるので、嘆きの壁の描写をもっとたくさんして欲しかった。 オリエント急行殺人事件では、殺人に対する当局への通報をしなかったポアロ。 死との約束では、なぜ殺人を見逃さなかったのだろう。 死との約束では、殺人に対する報復ではない。 殺人以外に解決する方法があるにもかかわらず、 お金の呪縛で自立できていない人達。 許容できる範囲ではないことは明らかだ。 殺人に至らない多くの方法が選択できない人達。 アガサクリスティは、なぜ殺人を扱うのだろうか。 その背景にある人間の弱さを訴えたかったのだろうか。
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