「ジーザス」とのクロスオーバーは前巻までは成功だったと思います。
本巻からは遂に三つ巴、四つ巴の団体戦に突入。
個々のキャラクターを差別化するためか、各々の武器や戦闘法が個性的に設定されていますが、どうもこれが上手くいっていないような気がします。
本作ではこれまでにも戦略・戦術面で特殊な戦い方をする敵が多く登場してきたわけで、さらなる新キャラの複数投入には無理があったのでは。
「漆黒部隊」のゼルムに至っては、その風貌とも相俟って、超法規部隊の戦闘員というよりはほとんど妖術使いです。
クロスオーバー企画であるにも関わらす護とジーザスの共闘場面がないことも物足りなさの一因でしょうが、この巻全体を通して、超人的戦闘力を持った者同士の一騎討ちが順番に描かれている「だけ」という印象が拭えませんでした。
次巻の展開に期待したく思います。
「Homo Legens(読書人)の書評ブログ」より