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歴史/修正主義 (思考のフロンティア)
 
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歴史/修正主義 (思考のフロンティア) [単行本]

高橋 哲哉
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

90年代後半に登場した日本版歴史修正主義.「悔悛のグローバリゼーション」といわれるほど広がった歴史の負債を「清算」する動きに対し,修正主義の台頭もまたグローバルな現象である.冷戦終結後に突出した「民族」とナショナリズム-その激化する《記憶の戦争》に分け入って,歴史の中でどう判断すべきかを考える.

内容(「BOOK」データベースより)

侵略戦争や植民地支配の記憶と証言が、「忘却の政治」に曝されている。いかにして歴史への責任を果たすのか。物語の抗争が激化する現在、いかに判断し、なににコミットメントするのか。戦争責任/戦後責任、植民地支配責任をめぐる現代日本の論争という「出来事」のただなかで、歴史の再審にむけた法の脱構築が、いま始まる。

登録情報

  • 単行本: 121ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2001/1/21)
  • ISBN-10: 4000264346
  • ISBN-13: 978-4000264341
  • 発売日: 2001/1/21
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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112 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「歴史/修正主義」というタイトルからもわかるように、『歴史』と『修正主義』の間に入るスラッシュがポイントです。高橋哲哉さんの本はいつ読んでも脱帽です。誰か彼に正当なやり方で反論できるのか!?

タイトルを何気なく見てしまうと「高橋先生頭良すぎて、違う世界に転向されたんですか???」と、ビックリしてしまいます。が、もちろん内容は、ただ今大流行の『歴史修正主義』をぶった切っております。加えて、あえて色分けすれば同じサイドにきそうな人間の『ことば』をも一つ一つを吟味、検討、批判し、その上で日本人のとるべき戦後責任への的確な(そうとしか言いようのない)示唆を与えている点なんかは、高橋さんの学問への厳しき姿勢が感じられます。

歴史の克服の影に潜む、清算してし??いたいという願望(歴史修正主義)。人々はなぜそうも躍起に、歴史を修正しようとするのか。誰が、どの視点から、誰に向かって何を語るのか。言葉にならない言葉を、あえて言語化する人々の苦しみと、わかるはずのない(だって本人じゃないし、全部わかるなんて言う事の方が偽善だし)それらの体験に限りなく近づく努力の作業。そして、リアリティのあくなき探求。この本は小熊英二の「民主と愛国」とも引けをとらないのでわ?と、贔屓無しに思います。(厳密には、比べるもんでもんでもないが)

戦後責任論や、断絶の世紀 証言の時代なんかも一緒に読むと著者の視点をより正確につかめると思います。
コンパクトにまとまったこの作品は五つ星です。

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16 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
内容的には、1時間ほどで読了できるような、きわめて基本的なものでした。

戦後責任、とりわけ第2次世界大戦の責任への実践的応答(の必要性)、

わたしたちの具体的な政治的コミットメント(の必要性)、

を考える上での、大枠が再確認できました。

―再確認できるという意味では、精神的に安心できる本でした。

他者の記憶、忘却の穴などが通底音になっていながら、

そこには他者は潜んでいないようでした。

(普遍的な「正義」への収束が、人類の理想だから、という理由で)
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49 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By θ トップ1000レビュアー
形式:単行本
本書には致命的な欠陥がある。

1 なぜ、高橋氏が受け取った「他者の声」は、(例外的に)日本人全員が共有しなければならないのか、説明していない。

2 そして、その「声」への応答の方法が、なぜ高橋氏のようなものでならなければいけないのか、説明していない。

3 そもそも、「語りえぬ」はずのものを、私達日本人に「語らせている」仲介役の人間(高橋氏など)の意図があまりにも強く介入し、そして利用していることを気づいていないか、無視している。

4 国際法が、なぜか高橋氏の考えるような理想像に収束していく、と根拠もなく述べている。

高橋氏は、いい加減歴史問題に首を突っ込むのはやめて、まっとうなデリダ研究に戻ってもらいたい。
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