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学問としての語学と実際に言葉を習得することとの差異を鋭く指摘する部分では、現代において外国語の勉強に苦悩する私たちにとって大いに参考となる言語習得についての課程を説明する。また、学問を主となるものと補助的なものに分け、補助学問に必要以上に没頭することの無意味さを論じるくだりはまさに「文明論」を創始した彼ならではの卓見であろう。
全巻を読み終えた総評として、ハルドゥーンの論述には現代の論文に慣れたわれわれにとってしばしば強引に感じられる部分が多いものの、時折あまりにも鋭く物事の核心をついた考察が入り混じるため、全体を通してたぐいまれな説得力を持っている。第2巻の歴史部分はかなり読みづらかったものの、文中の鋭い指摘を逃さぬためにもじっくりと自らの理解を促しながら読むのがいいのではないだろうか。