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歴史学ってなんだ? (PHP新書)
 
 

歴史学ってなんだ? (PHP新書) [新書]

小田中 直樹
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの紹介

過去を知ることは役に立つのか? 史実は明らかにできるのか? 「歴史」をめぐるさまざまな疑問に真っ向勝負、歴史学の裏舞台を覗く。

歴史は何のために学ばなければならないのか? そもそも、社会や個人の役に立つのだろうか?
年号ばかり羅列する歴史教科書への疑念。一方で相対主義や構造主義は、“歴史学の使命は終わった”とばかりに批判を浴びせる。しかし歴史学には、コミュニケーション改善のツールや、常識を覆す魅力的な「知の技法」が隠されていたのだ!
歴史小説と歴史書のちがいや従軍慰安婦論争などを例に、日常に根ざした存在意義を模索する。歴史家たちの仕事場を覗き「使える教養」の可能性を探る、素人のための歴史学入門講座。

[序]悩める歴史学
[1]史実を明らかにできるか―歴史書と歴史小説/「大きな物語」は消滅したか/「正しい」認識は可能なのか
[2]歴史学は社会の役に立つか―従軍慰安婦論争と歴史学/歴史学の社会的な有用性
[3]歴史家は何をしているか―高校世界史の教科書を読みなおす/日本の歴史学の戦後史/歴史家の営み
[終]歴史学の枠組みを考える

内容(「BOOK」データベースより)

歴史は何のために学ばなければならないのか?そもそも、社会や個人の役に立つのだろうか?年号ばかり羅列する歴史教科書への疑念。一方で相対主義や構造主義は、“歴史学の使命は終わった”とばかりに批判を浴びせる。しかし歴史学には、コミュニケーション改善のツールや、常識を覆す魅力的な「知の技法」が隠されていたのだ!歴史小説と歴史書のちがいや従軍慰安婦論争などを例に、日常に根ざした存在意義を模索する。歴史家たちの仕事場を覗き「使える教養」の可能性を探る、素人のための歴史学入門講座。

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2004/01)
  • ISBN-10: 4569632696
  • ISBN-13: 978-4569632698
  • 発売日: 2004/01
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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34 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:新書
東北大学の若手の助教授が、かなり分かりやすくというか、くだける寸前で「歴史学って結構面白いんで一般の方々もよろしく」と腰を低くして語りかけるような良書。啓蒙書でも、学者さんが書くと「オレがオレが」とつまらぬ新説を中心に資料をブチまけるような場合が多いけど、この人の場合は、自分の主張は抑え気味にして、面白歴史本のブックガイドをするような感じで、歴史関係の良書をどんどん紹介しつつ、記述を進めていくのがうれしい。人柄なんだろうか。贔屓にすることに決定。
この本のおかげで、『青きドナウの乱痴気―ウィーン1848年』良知 力と『路地裏の大英帝国―イギリス都市生活史』角山 榮ほか編、『動物裁判―西欧中世・正義のコスモス』池上 俊一などを知ることができ、すかさず注文してしまった。こういう、中途半端な古い本を捜そうとすると、昔は神田で半日かけなければならなかったけど、いまじゃ、ユーズド市場からすかさずゲットできるのは本当にありがたい。
内容的には1)歴史学者の仕事はどんなもんなんだろうということを塩野七生さんの『ローマ人』の仕事を批判しながら紹介していき2)果して歴史の真実というのは確定できるのかという問題を従軍慰安婦問題を通して考えていく―みたいな構成。どちらも、非常にバランスがいいというか、逆にいえば物足りないけど、筆者の「コモンセンスを大切にしたい」という主張もわかる。
なんか、久々に新しいジャンルの本をいろいろ読めそうな気がして嬉しい。ぜひ。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
新書だから、すっと読めた。小田中さんの『歴史学のアポリア』という本は図書館で借りて、少し読んで、難しくてほっといたら、返却期限が過ぎて読まずに返した、なんてこともあった。難しかったから…。

今回のはすらすら読めたし、内容も面白かった。自分も歴史学とかやってて、それはそれは面白いし、どんだけやっても底は見えないし、ってな感じで勉強してるんだけど、学問としての「歴史学」って言うのを考えると、うーむ、と唸ることしかできない。小田中さんもいろいろ考えて、あーでもない、こーでもない、って論を進めていくのだけど、こういう姿勢を保つこと自体に意味があるんだろうな、と思った。生意気だけど。

1人の人間が生きて行く上で、何かを深く考えようと思った時、対象が何であれ、それに対する姿勢の持ち方ってのは決定的に大切であると思う。歴史家(って自分で考えてる人々)の、対象に対する姿勢ってのは、なかなか捨てたものではないと、僕は思うのです。うん。どんな歴史を語るのであれ…、叙述のための探索になることなく(そこが歴史小説との違いでしょうか?)、過去を完全に再構築することは不可能だし、でもなんとか「過去」の現場に近づきたい…、ではどうしよう…。ってなことあれこれを考えました。まー、答えなんてものはどこにもなく、小田中さんの新書の中にだってないし、小田中さんではない誰かが持っているわけでもない。この本にはただ、多く示唆・ヒントが書かれてるだけだ。僕だって自分で、これからも「歴史って、歴史学ってなんだ?過去に思いをめぐらすとは何を意味するのか?有効性は?」と考えていきたい。小田中さんだって、どんなに僕よりもいろんなことを知っているとしても、その問い自体は変わらないし、この本ではそのことを一番伝えたかったのだろう。うん。たぶん…。

レビューではなく、感想でした。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
歴史学に関わる人々には是非読んでいただきたい書である。
歴史に長く携わっている方々には「今更こんな本」と思われる向きもあると思うが、そのような人にこそ目を通していただきたい書である。

文章は非常にわかりやすい。歴史学は、特に理論分野になると時として難解になりがちであるが、本書では理解しやすい形にかみ砕かれている。そして現代歴史学の課題となる分野(「大きな物語」「物語と歴史」「歴史は事実を知ることが出来るか」「歴史の描くべき対象」「歴史と国民性・アイデンティティの関係」など)を広く網羅している。時として意外と攻撃的というか積極的に論難する箇所が見られるのがまた面白い。
今までの歴史の入門書と称する書物ではかならずと言っていいほど多くのページを割いた歴史学の歴史や資料分析・批判など専門家以外の人々にとって気力を萎えさせられる分野に力を注いでいないのがよい。
著者のテーマは「歴史は何の役に立つの?」である。

対象は大学生、入学直後の大学生か歴史を専門としない教養として歴史を学ぶ(単位のために学ばざるを得ないか?)学生を意図しているであろう。

また、あとがきにも記されているように「歴史に関わる優れた啓蒙書を紹介するブック・ガイド」も著者の意図するところである。

取り上げられた書には私も読んだことのあるものから名前も聞いたこともないものも様々である。
なかでは「砂糖の世界史」「人はなぜエセ科学に騙されるのか」「茶の世界史」「漢帝国と辺境社会」「グレートジンバブウェ」は知的好奇心を刺激された覚えがある。
そして著者一押しの「青きドナウの乱痴気」や「動物裁判」は是非一度目を通したいと思わされた。
このようなブックガイドこそがさらなる探求に資するために最も重要なものである。これがあってはじめて優秀な入門書といえるものである。

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初心者向け
わかりやすく平易に書かれているため、これから歴史を学ぼうとする人にはお薦めできる一冊。
投稿日: 2009/5/25 投稿者: アジアの大学教員
最良の歴史入門書
とても読みやすく、かつ深い内容をもった一冊。歴史小説を読んで、一度でも「ここには過去の事例がさも見てきたように描かれているが、その根拠は何なのか?」という疑問を持... 続きを読む
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歴史に興味があります。
歴史関係の本をよく読みます。

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投稿日: 2007/5/28 投稿者: SAH
勉強のナビとして最適。
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投稿日: 2007/3/26 投稿者: 蛇骨婆
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