京都へ観光に来られる方は年々増加しているようです。千年以上都として栄え、その時代の日本歴史の出来事のほとんどが京都で起こったわけで、京都を知ることは日本史を知ることにつながります。
机上の学問も大切ですが、本書のようにそれぞれの社寺仏閣の成り立ちを丁寧に説明し、寺院の配置をカラーで説明してありますので、観光ガイドとしての使用も可能です。それぞれの歴史探訪ガイドによって知識の広がりが得られるでしょうし、そのエリアのおすすめ探訪コースも所要時間付きで掲載してありますので、実際のプラン作りに役立ちそうです。
34ページの「都の闇を照らし出す 陰陽師」は、地図を使用しながら安倍清明の紹介も含めて、分かりやすくその役割を語っていました。
今年は法然上人が亡くなられて800年、親鸞聖人が亡くなられて750年の年にあたります。70ページの名僧たちゆかりの古寺では、それぞれの高僧の役割や寺院の関係が記してありますので、それぞれの寺院を訪れる前に少し予習をしておかれたらいかがでしょうか。
千年の都の光と影(四神に守られた平安京生まれる、千年の都、造営! ほか)
平安貴族の歴史舞台(恋する貴族たち王朝文学の都、最古にして、最も魅力的な京都ガイドブック『源氏物語』、内裏で繰り広げられた藤原氏の栄華と陰謀)
寺のまち京都と名僧たち(庶民を苦しみから救った名僧たちゆかりの古寺)
花ひらく室町文化(日本美の原点室町文化の華と「わび・さび」)
京都の祭・年中行事