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31 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「自己組織化臨界」の一例 "砂時計" を見る目が変わる本,
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レビュー対象商品: 歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (文庫)
【「歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか」の改題・文庫化。レビューを再掲(一部 改変)】この世の中の事象には、砂山の崩れ方と似たようなモノに溢れているんだなぁ、と再認識させられる本です。(その一例が地震です、それを大胆にも歴史学にも展開しようという試みです) 要するに、砂山の崩れ方は【砂山が出来るまでの歴史】を引きずった【砂山の構造自身】に由来するのであって、砂山を崩すキッカケを与えた砂粒の個性によるものではない、ということです。そして一旦崩れ始めたら、どこまで崩れるか(崩れ方の規模)は「砂山自身にも分からない」というわけです。しかしながら、砂山の崩れる規模と頻度は「べき乗則」を満たす、というわけです。(個々の崩れ方は論じられないが、崩れ方の集合全体は、何かしら満たす法則がある。これは"自己組織化臨界"の特徴です) このような「地震の学問」が「学問の地震」(Kuhn流"科学革命の構造")にも応用が効くよ、という記述は非常に痛快でした。新実験/新理論によって知識が蓄積していくと、あたかも砂山のように、どこかで解釈に無理が生じるところが必ず生じてきて、その無理(緊張)を解消するために、科学体系の再構成が起きる、その再構成の規模は前もって予測のつくものではない、という記述には唸らされました。 こうして、世の中のありとあらゆる事象の見方が変わる本です。("砂時計の砂山"(自己組織化臨界)と似たようなモノ・コトが結構あるんだなぁ、と...)
33 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
べき乗則が最もイメージしやすい本,
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レビュー対象商品: 歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (文庫)
邦訳タイトルが誤解を生む恐れがありますが、本書はべき乗則を様々な事象によってイメージし易くした本です。 複雑系理論ではとにかくべき乗則が出てきますが、 なぜべき乗則なのかという点についてはあまり触れていない本が少なくありません。 本書はとにかくべき乗則を読者に理解してもらうことに専念しています。 また、自然科学を専門にしていない人でもべき乗則が理解できるようになっています。
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
複雑系??,
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レビュー対象商品: 歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (文庫)
本書は、現実世界の様々な場面で表れる「べき乗則」に従う現象について、どう解釈すればいいのか示唆を与えてくれる。いわゆる、複雑系、力学系の理論についての本だが、べき乗則について本書ほど丁寧に触れられているものは類書には無い。 例としてあげられる現象それぞれもエピソードとしておもしろかったし、科学の考え方そのものについての知見も多く含まれていた。 ただ、章が多いために、それぞれの内容が薄くなり、結構重複していているのが少し気になった。結局、歴史を読み解くためのツールとして、本書で言う歴史物理学がどの程度有用であり、どこまでを読み解くことができるのかについては深く掘り下げておらず、ほとんど触れずじまいだった気がする。 複雑系の概念についての深い理解とストーリー性については、類書「複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち」のほうが、数段良かったかと。
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