戦後半世紀以上を経て近現代史の闇に光が差そうとしています。アメリカやロシアを始めとする諸外国では、機密扱いだった外交文書や内部資料が次々と公開されています。また、民間の領域でもその歴史を裏付ける様々な資料が発掘されています。これらを用いて歴史の検証作業を進めた結果、今まで「当たり前」とされてきた近現代史には多くの虚構があることが分かってきたのです。にもかかわらず、私たちは戦後一貫して東京裁判史観という戦勝国の「真実」で教育され、自虐的平和主義に埋没してきました。本書で糾弾している中国の「日本告発」史観はプロパガンダそのものなのです。虚構に走った史観は真実の前に果たして生き残ることができるでしょうか。検証作業に耐えられない史観は淘汰されるのであり、それを無理に延命しようとしているのが反日愛国教育なのです。私たちは近現代史に潜む魔性を見通して、透徹した歴史観を持たなければなりません。本書は戦後を生きる日本人への警醒の書といえるでしょう。